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2006年05月15日

●これが山体崩落現場!

すでにマスコミで報道されているとおり、旧藤橋村東横山地内で大規模な山体崩落が発生、揖斐川本流の半分以上が堰き止められて危険な状況となっています。
写真は、今日の午前10時に撮影した現場の状況です。

houraku1.jpg
旧藤橋村地域では、昨冬以来、降水量が非常に多い状態が続いており、今回崩落した斜面では、上部の割れ目が次第に拡大、いつ大崩落が起こってもおかしくない状態が続いていました。
そのため、崩落前から災害態勢を発動、崩落直前には振興事務所に泊まりこみで徹夜の警戒を行なっていたところ、このような大崩落が発生したわけです。

崩落地点そのものには人家もなく、直接の被害は今のところない状態ですが、再度大規模な崩落が起こると、揖斐川本流が堰き止められ、溢れた水による浸水被害の他、溜まった水が大量の土砂を押し流し、下流域に非常に大規模な土石流を引き起こす恐れがあります。

実は昨夜、私は宿直だったのですが、昨夕方から現場の状態が安定してきたとのことで、徹夜での警戒態勢は一応、解除されました。連日の警戒態勢でかなり疲労していた職員も、まずは小休止というところです。

公務員は楽をして高給を貰っているなどと声高に批判する人もいますが、少なくとも山間地の小規模自治体では、ひとたび災害が起きた場合、真っ先に出動するのは役場職員です。大雨や大雪の中、命がけで災害に対応し、仮に死傷した場合でも、誰を恨むこともできません。
災害対応以外でも、地域の行事にはボランティアとしてほぼ強制参加、消防団やさまざまな地域の役員などに率先して携わらなくてはならないため、公休といえども半分は出勤です。
平野部の大規模自治体では「楽で高給を貰っている」公務員もいるのかもしれませんが、少なくとも狭隘な山間地の集落にあっては、給料にしても国家公務員や大規模市に比べれば3分の2ほど、いわゆる「3K」業種のひとつです。

今回のような災害を機に、山間地の自治体が置かれた厳しい状況にも目を向けていただければと思っています。

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