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2006年06月02日

●崩落現場その後

全国的に報道されている揖斐川町東横山の地滑り続報です。

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現在、小規模な落石等は続いているものの、大規模な崩落は起こっておらず、狭くなった揖斐川の幅を広げるために対岸(国道303号線側)を削る作業が進んでいます。
同時に、発破をかけて崩落せずに残った土砂を少しずつ落とす作業も進んでおり、極端な大雨が降らなければ、大規模な崩落は起こらずに推移しそうです。

ただ、これから梅雨に入ることもあって楽観はできません。
急峻な河川地形が多い岐阜県では、県内の危険な河川をリストアップして山体の調査を行うことを決定しました。
揖斐川町東横山の地滑りも、引き続き川幅の拡幅作業を進め、山体の落ち着き具合を見て、土砂の撤去作業を行う見込みです。

砂防や治水は昔から人々を悩ませてきましたが、考えてみれば川が山を削ったからこそ風光明媚な渓谷が作られ、下流域では土砂が堆積して肥沃な平野ができ、人々の生活圏となっていったのですね。
土砂災害は甚大な被害を及ぼすものではありますが、川をすべてコンクリートで固め、ダムで土砂流出を止めてしまったとすれば、生態系への影響はもとより、土砂の供給がなされないために、河口部の平野が海水による浸食で削られていく恐れも指摘されています。

治水と自然のサイクルの維持を両立させることは、本当に難しいものだと思います。

(写真は現場の監視カメラの画像です)

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コメント

こんにちは。
第一報以降、崩落その後の状況はほとんど目にしておりませんでしたので、このような情報はありがたく思います。夏秋の台風シーズンをどう乗り切るか頭を抱える関係者の姿が目に浮かびます。避けられないとはいえコンクリで覆われた山肌は見ていて痛々しいです。

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