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2006年07月19日

●第4訓「田舎はいつだって忙しい!」

今、猛烈な眠気を堪えながらこの文章を書いています。
昨日午後から、東海地方~西日本は梅雨前線の活発化にともない、猛烈な雨となりました。
揖斐川町役場では、台風や大雨など災害が予測される天候の際には、各部署で警戒班体制が組まれ、警報が出されている間はずっと職場待機となります。
昨日は、ちょうど私が警戒班に当っていました。昨夕方から今朝、他の職員が出勤してくるまで、私を含め5名の職員は、徹夜で職場に詰めて、各地からの情報を収集したり、地域の巡回に出たりしながら、長い一夜を過ごしたのです。

田舎暮らしに憧れる方は一様に「田舎はのんびりしていていいですね」と言います。
満員の乗客を乗せてひっきりなしに走る電車、建ちならぶオフィスビル、早足で歩く人波。
そうした都会の情景に比べれば、緑に囲まれ行き交う人の姿も稀な田舎は、のんびりしているように思えるのでしょう。

私も、田舎へ移住するまではそう思っていました。
ところが実際に移住してみるととんでもありません。
公務員という職業柄もありますが、上述したような悪天候時の出勤は頻繁ですし、消防団の出動も時にはあります。人口が少ないために、さまざまな役も回ってきます。
都会暮らしであれば、どんなに忙しい職場であっても、いったん電車に乗り、自宅へ帰ってきてしまえば、とんぼ返りで会社へ呼び戻されることはほとんどありません。
ところが、田舎の場合は、夜中でも休みでも、呼び出しはしょっちゅうです。台風の猛烈な風雨が吹きすさぶ中、決死の思いで車を走らせることもあります。
そしてたいていの場合、そうした呼び出しや地域の役は無報酬です。人口の少ない農山村部に住む人は、当たり前のこととしてそうした忙しさを受け入れています。

yuukeinisiyokoyama1.jpg

マスコミの取材の際など、田舎暮らしは実のところ非常に多忙であることを繰り返しお話してはいるのですが、田舎イコール人情に溢れのんびりした場所、という固定観念は拭い難いものがあります。
田舎暮らしに憧れている方は、今以上に忙しい日々が待っていることを覚悟しておかれた方が間違いないでしょう。

写真:揖斐川町西横山(旧藤橋村西横山)6月夕景

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コメント

徹夜で職場待機お疲れさまです。適正な手当を得て休める時に十分お休みください。自然災害発生時などNHKなんかが地域の役場へ電話取材の模様をそのまま放送してますが、情報少なく人的資源の少ない中対応を強いられる担当者には同情を禁じえません。災害発生時はまず情報把握、次に住民に情報提供と思われますが、なによりも先にマスコミが割り込んでくる。視聴者としてもなにかおかしいと感じます。

おおのさん、こんばんは。
昨夜は比較的早く寝たにもかかわらず、今朝は非常に眠く参りました。
昔は徹夜をしてもさしてこたえなかったのですが、この年になるといけませんね。一晩の徹夜が2~3日は影響します。
災害時など、たしかにマスコミの問合せは多いですね。普段は公務員攻撃に躍起になっているマスコミですが、災害のただなかでも逃げることを許されない役場職員もいるんだということにも気づいて欲しいと思います。

こんばんは、先日藤橋城にうかがった際
民族資料館や天文のスタッフに感じたことは
他の自治体とは違い、緊張感というか
腰が据わっているというか、力強いものを
感じました。人口が少ないということは
いろんな役があり、それが実戦力として
求められるのでしょうか・・・


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