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2006年07月09日

●モリアオガエル

西美濃プラネタリウム駐車場横にある水路で、今年もモリアオガエルが産卵しました。
水路に張り出した木の枝に、白い泡のような塊がいくつもぶら下がっており、触ってみると、お麩のような手触りです。

moriaogaeru1.jpg

卵から孵ったオタマジャクシは、そのまま水に落ちて成長します。カエルの多くは水中に産卵するのですが、モリアオガエルだけはカマキリが木の枝に卵を産みつけるような産卵方法をとるのです。
以前は、藤橋地区の水のあるところにはどこにでも見られたモリアオガエルですが、残念なことに、ここ数年、急速に数を減らしています。今年、西美濃プラネタリウム周辺では、わずか数個の卵嚢しか見ることができませんでした。
過疎化による水田の減少、繰り返される農薬散布、オタマジャクシが成長する前に水田の水を干してしまうこと、車の増加とともに車道を横切るカエルが轢かれてしまうことが増えたことなど、生息数が減少する要因はさまざまですが、考えなくてはいけないのは、いずれも人間がその原因を作っているということです。
このブログでも繰り返し書かせていただいていますが、そうした人間活動の影響を最も受けやすいのが、カエルや水棲昆虫といった水辺の生き物です。
水路や池の周囲に産卵に適した木を植えるなどの保護策を私なりに講じてはいますが、こんな小さな山村ですら、そんな個人の努力を遙かに上回る勢いで自然破壊が進んでいます。
開発という名の殺戮行為に抵抗する声も手段も持たない小さな生き物を守ってゆくことこそ、知恵と理性を持つ人類の責務なのではないでしょうか。

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