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2006年09月10日

●プラネタリウム=天文台?

予想通りというべきか、今日も270人ほどのお客さんが入り、プラネタリウムは大盛況でした。12時30分の投影は満席となり、最終の投影が終わってからも「もうプラネタリウムの投影はないのか」と受付で質問されるお客さんが何組もいらっしゃいました。

ドームが乗ってそれらしくなってきた天文台にもお客さんの興味が集中、何度も聞かれたのが「プラネタリウムがあそこ(天文台)へ移転するのか」という質問でした。一般の方の多くが、プラネタリウムと天文台の区別がついていないことは以前からわかっていましたが、あまりにたくさんの方から同じ質問が出ることに、今さらながら驚いてしまいました。

「プラネタリウムに行けば昼間でも星が見える」
「天文台では曇った晩でも星を見ることができる」
この二点も、一般の方の多くが誤解されていることです。
これだけ科学技術が進歩し、テレビやインターネットで宇宙の話題が毎日のように報道される昨今ですが、基本的な部分で天文という分野への理解が不足しているように感じるのは私だけでしょうか。

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コメント

こんばんは、松本さん
天文とプラネは別と巷では扱われて
いるように思うこのごろです。

今は無き山田卓先生も、当面プラネは
客寄せパンダを続けるしかなそうと
寄稿を読んだことがあります。

その文面からはシアターとしての
プラネタリウムという道具であり
劇場として見にくるお客さんであり
更にもう一歩下がって、投影されたものを
眺めるという行為英語ではsee

観望会では、ある程度目的をもって見る
英語ではlookとなります。
お釈迦さんの話でも、月を指差し、私は
月を指し示すが、見るのはあなたです
といったそうです。

実は、まだプラネを見て天文指導者に
なった人を知らないのです。
もちろんプラネがきっかけで観望会を経て
なられた方はいますが・・・・

生川さん、こんばんは。
そうですね。プラネと天文台、あるいは天文学は別次元ととらえられている感もありますね。
プラネはアミューズメントシアター、あるいは癒しの空間、天文台あるいは天文学は学問の場、と。
これは、プラネ業界が、テレビアニメのキャラクターなどを使用したエンターテイメント性の強い番組ばかりを供給することにも問題がありますし、「観測を行なわない解説者」がほとんどであることにも原因があると思います。プラネの解説者のほとんどは、観測屋さんや理論屋さんではなく、「芸人」なんですね。
私は、観測なくして解説なし、と考えています。だからこそ、先日、このブログでも、公開天文施設が直面している問題点の原因は、施設を運営している職員自身にもあるのではないかと書いたわけなのです。
プラネは目的ではなく手段です。プラネの解説がいかに上手でも実際の夜空を見ない解説者では、資格がないとさえ思います。
といって、限られた投影時間内ではなかなかそうした想いを伝えることはできませんが、少なくとも天文に関わる職員自身が、はっきりと目的意識を持って毎日の仕事をしなくてはダメだと考えています。

こんばんは、故山田卓先生は、天文施設の職員の質がすべてを決めると言われていました。
今は解説者というより、プラネタリアンという方が今風のようです。それはそれで、投影装置を駆使して、映像で楽しませてくれるわけですし、星を見ながら、音楽生演奏やBGMで星が好きな人以外の人でも楽しめる番組を作られて、活躍されています。

かといって、その方面の人材確保が難しいところでもあります。名古屋市科学館のような学士、博士級の人員を6人確保すると、ご予算もそれなり・・・・逆にプラネや天文担当は左遷人事ポストでは、いずれは閉鎖となり、それなりに皆、厳しい戦いをしているようです。

安八は船越さんにきて頂き、情熱のすごさには、いつも舌を巻いています。前任者の小竹さんも熱心な方でしたが、前述の職員の質がキーになることを目の当たりにしたこのごろです。


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