●冬の星雲・星団を撮影
昨夜はよく晴れていましたので、天文台で星雲・星団の撮影を行いました。
例年であれば深い雪に閉ざされているこの時期に天文台で撮影ができることはありがたいのですが、明らかに異常事態です。昨年はこの時期、2メートル以上の雪に覆われていた天文台周辺に、今年はまったく雪がないのです。
月が昇るまでに、60センチ反射と20センチ屈折、10センチF4屈折でいくつかの星雲・星団を撮影しました。
昔は、銀塩フィルムで長時間露光を行いましたが、今は基本的に短時間露光の画像を複数枚、撮影して画像処理をします。その場で結果が確認できるのでピントや構図のミスを修正でき、ありがたい時代になったものと思う反面、フィルムを現像に出し(あるいは自分で現像し)、どきどきしながら現像があがるのを待つ楽しみはなくなってしまった気がします。
撮影の合間に60センチで見たM42は、酸素の輝線が出す光が非常に複雑な構造に見え、圧巻の一言でした。昔は、よくスケッチをしたものですが、こんな複雑なM42は、とても紙の上に描写することはできないだろうなと思いました。
撮影中はさほど寒さを感じませんでしたが、車の窓はしっかりと凍っていました。
写真:60センチで撮影したM42。処理前の一枚画像です。ISO800 露光1分
