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2008年01月08日

●冬の代表的な星座「オリオン座」

 豪華絢爛な冬の星座の中でも、もっとも美しいのはやはりオリオン座だろう。オリオン座は、夕方には東の空に昇り始め、今の時期なら午後9時半ごろにはほぼ真南に昇りつめる。
 全体としては三つ星を真ん中に配した四角形をしており、左上には赤い1等星のベテルギウス、右下には青白い1等星のリゲルが輝きを競うかのようにきらめいている。三つ星の下には縦に並んだ小さな三つ星が見えており、これは小三つ星と呼ばれている。この小三つ星の真ん中の星は、目がいい人ならば、
ぼんやりぼやけて見えるのだが、これは実は星ではない。オリオン座大星雲と呼ばれる星雲(宇宙空間のガスの塊)である。

Iori-dome3.jpg

 ベテルギウス以外の主要な星は、はるかな過去、この大星雲から生まれた星であると言われている。オリオン座の星々が宇宙空間で描いている運動の方向を逆にたどると、そのほとんどがオリオン座大星雲に集まってしまうことからわかってきたのだが、最近の研究では、大星雲の中では今も、新しい星が次々に産声を上げているらしい。オリオン座大星雲は、星のお母さんというか、とにかくそんな存在らしいのだ。
 ところでオリオン座には、もうひとつ、たいへんに有名な星雲がある。M78星雲、そう、ウルトラマンの星だ。M78星雲は、三つ星のいちばん左側の星のすぐ上に実際に存在する。望遠鏡を向けるとウルトラマンが見える・・・はずはなく、オリオン座に実在するM78星雲とウルトラマンは、本当は何の関係もない。M78もやはりガス星雲である。それもほとんど真空と言ってもいいくらい、希薄なガスの集まりだ。いかにウルトラマンといえども、こんな薄いガスの中では暮らしていけませんよね。

(初出:1992年12月 岐阜新聞連載「岐阜星見人」)
写真:西美濃天文台のドームスリットから見たオリオン座

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コメント

>オリオン座に実在するM78星雲とウルトラマンは、本当は何の関係もない。

そう、そのとおり関係ありません。ウルトラマンの当初の設定では「M87星雲」だったのが、脚本印刷時に「M78星雲」と誤植され、そのまま放送に至ったのだそうです。実際、ウルトラマン・ゾフィーの必殺光線は「M87光線」だったり、ウルトラマン・エースの出身地は「M87星雲」だったりします。

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松本さんへ
こんばんは、この写真どうやって撮られました?

30秒~1分の露出で撮れますでしょうか?

へぇ! 
M87がもともとだったんですか。
M87とM78ではえらい違いですね。
M87といえば、電波銀河として有名な超巨大楕円銀河(おとめ座)、かたやM78といえば、スカスカの散光星雲。
M87だったら、ウルトラマン的種族が住んでいる星が本当にあるかもしれませんね。

それにしても、番組設定をしたヒトは、メシエ天体というものがあることを知ってたわけですね。
それだけでもすごいことかもしれません。

たしかこの写真は、28mmレンズF2.8で露出30秒程度だったと思います。
PCをナイトビジョンモードで使用していたため、ドーム内が真っ赤に写ってしまいました。かなり補正したのですが、やはり不自然な発色です。
こういう写真を撮る際は、ライティングが難しいですね。

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