2008年02月02日

●46P/Wirtanen観測と職場観望会

昨夜はよく晴れていましたので、仕事を終えてから藤橋で観測をしてきました。
当初は、明るくなっている46P/Wirtanen彗星をすばやく観測して帰宅するつもりだったのですが、職場で観測の準備をしていると、残って仕事をしていた何人かの方から「今夜は何を見るのか」と声がかかり、結局、職場内での観望会から始まることになりました。

観測場所は、国道417号線からちょこっと山手に入ったいつもの場所。
15cm双眼鏡をセッティングしていると、さっそく職場の方がやってきました。
とりあえず、オリオン座大星雲、アンドロメダ銀河、二重星団を見てもらい、
次いでもう少しマニアックな対象ということで、うさぎ座の球状星団M79、そしてウルトラマンの故郷のM78(少し、じゃなくてけっこうマニアック?)。
あまりの寒さにここまでで帰られましたが、実は、一昨夜も職場の方からの要望でミニ観望会を行い、火星やレーザーポインターを使用した星座案内を行ないましたので、二晩続けて職場観望会を実施してしまったことになります。

一人になり、ようやく本題の彗星観測。
Wirtanen彗星の位置は、エリダヌス座とくじら座の境界付近という微妙な場所。
数分で視野にとらえた彗星は、光度9等、視直径3分、核、尾はなく、集光度4程度の拡散した姿でした。
次第に南下しますので、この新月期が最も見ごろです。

彗星観測が終わると、今度は全国星空継続観察の写真撮影。
昨夜も撮影しましたが、昨夜は雲が発生したので、再度の撮影です。
久しぶりのフィルムカメラでF4とF2.8で露出を変えて3枚ずつ撮影。

撮影後、南天から雲が湧いてきましたので、これ幸いと機材を片付け、帰路につきました。
非常に寒く、車のヒーターを全開にしていても、帰宅するまで体が冷えたままでした。

2008年02月03日

●仙台貨物

最近、ウチの家族がはまっているバンドが「仙台貨物」です。
「ナイトメア」というビジュアル系ロックバンドの裏バンド、というか、別の顔で、同じメンバーがやっているのですが、これが非常にいい!
ナイトメアが正統派ビジュアルロックなのに対して、仙台貨物は服装やメイク、歌詞、旋律のすべてがおちゃらけていて、それでいて音楽性は高く、どれもが陽気でぶっとんだ曲で、とにかく聴いていて最高に楽しくなるバンドなのです。
5人のメンバー全員が「仙台貨物」という運送会社に勤務し、しかも皆さんゲイという設定で、メイクも曲も最高に笑えます。

sendaikamotu2.jpg

下ネタが多いので、人によっては顔をしかめるかもしれませんが、ウチでは家族全員でいかにも下世話な、それでいてどこか真摯でかわいいところがある下ネタに笑い転げています。
コンサートではさらに過激で、一回は全裸を披露するというウワサですが、まだ行ったことがないので真相は不明です。
明るくまじめでぶっとんだ変態?が好みの方は、ぜひ聴いてくださいませ。
特に東大和天文同好会のメンバー、恐ろしく親近感を感じること間違いなし!ですぜ。

イラスト:seina

2008年02月04日

●冬の星空継続観察

空気が澄んで灯りが少ない場所ではたくさんの星が見え、逆に都会では数える
ほどしか星が見えないことは私たちもよく経験することです。
このように、星空の見え方は、地域の大気がどのくらい汚れているか、また街明かりがどれだけ夜空を
照らしているかを知るめやすとなります。  
環境省では、星空の見え方を全国で調査して大気環境を調べようと、毎年2回、「全国星空継続観察」を行っており、西美濃天文台は平成3年度からこの調査に参加しています。

観察は年2回。夏は「おりひめ星」のあること座付近を、冬は、おうし座のプレアデス星団(すばる)付近を観察します。
冬場の藤橋地区は雪や雨の日が多いため、天文台職員は天気図をチェックしながら少ない晴天を狙います。

M45mini.jpg

平成4年度冬の調査では、旧藤橋村が全国で3番目に星の美しい場所として発表され、全国に知られるようになりました。
その後、順位発表は行われなくなりましたが、今でも揖斐川町の観察結果は全国的に見て良好となっています。

この冬は、1月27日から2月9日が観察時期となっています。
例年なら雪雲に閉ざされて星影を見ることもできない晩が多いのですが、今年はなぜか晴天が多く、すでに2回、観察を実施することができました。

星空の美しい揖斐川町ですが、毎年のデータは残念ながら徐々に夜空が明るくなっていることを示しています。
地球温暖化防止や省エネの観点からも、街灯や電飾広告など夜間照明の適切な使用が求められています。

(広報いびがわ平成20年2月号掲載分に加筆)
写真:冬期の観察対象「おうし座のプレアデス星団(すばる)」

2008年02月05日

●気象観察も楽しい

先日の夕方、沈む夕日から上空に向ってサーチライト状に光が立ち昇っている光景に出会いました。
当日は非常に寒く、冬型の雲が去来していましたので、上空の氷の粒に太陽の光が屈折してこんな光景が見えたのだと思います。

yuukumo1.jpg

天文をやっていると、絶えず空を見上げる習慣がついていますから、おのずと気象現象にも目が向きます。
特に雲のさまは変化が著しいだけにある意味では天文現象よりも面白く、見とれてしまうこともしばしばです。

2008年02月07日

●真冬に見上げる夏の星座

 立春を過ぎたとはいえ、まだまだ寒さは続く。もう冬はうんざりだという人も多いのではないだろうか。南半球へでも旅行すればストレスも吹き飛ぶのだろうが、そうもいかない人は少し早起きして、明け方の星空を眺めてみるとよい。
 星は一晩のうちに少しずつその位置を変えていく。これは地球が自転していることによる現象だが、たとえば今の時期なら、夜8時ごろ真南に見えているオリオン座は、時間が経つにつれて西へと傾き、真夜中過ぎには地平線へと沈んでしまう。特に夜が長い冬は、一晩中がんばって起きていると、太陽の方角にある一部の星座を除いて、四季の星座を一晩のうちに見ることができるという楽しみを星見人に与えてくれる。

mikyway1.jpg

 今の時期、明け方の空はすっかり夏の星空だ。南東の方角には夏の代表的な星座・さそり座が大きなS字のカーブを描いて昇り始め、さそり座から天の川をたどっていくと、北東の空にはこと座のベガ、わし座のアルタイル、はくちょう座のデネブが描く夏の大三角を見つけることができる。
 身を切る冷たい風に吹かれながら、こうした夏の星々を見上げるのは、季節を先取りした嬉しさを感じるものであるし、真冬の空に見る夏の星座は不思議にファンタジックな印象を与えてくれる。逆に、真夏の明け方、東の空からオリオン座が昇っているのを見つけたときも同様で、長い夏の倦怠を忘れさせてくれるひとときだ。
 黎明の静寂の中、一人見上げる新しい季節の星々は、忙しい日常の中で忘れかけていた何かを、人の心に呼び覚ましてくれる気がする。

(初出:岐阜新聞連載「ぎふ星見人」1993年2月16日)
写真:いて座の天の川

2008年02月09日

●雲を見る楽しみ

写真は、1週間ほど前の夕方に撮影した夕方の空。
きれいで変わった形の雲が出ていました。
上空の気温が低く風が強いため、氷の粒でできた変わった雲を見る機会が今年は多い気がします。

yuukumo4.jpg

子どもの頃は、雲を見るのが好きで、庭の芝生に寝ころがって何時間も形を変えては流れていく雲のさまを見ていることがありました。
青空を流れる雲を見ていると、自分も大気に溶け込んでいけるような気がしていました。

学生の頃はバイクで山奥へ走り、誰もいない渓流のほとりで、やはり何時間も流れる水を眺めていました。

そうした時間を勉強やスポーツに費やしていれば、私ももう少しまともな人間になれたのでしょうが、残念ながら今に至るまで、星や雲や水をぼけっと眺めているのが好きという性向は変わっていません。

今日は朝から雪。
降り積もる雪を、やはりぼけっと眺めています。

2008年02月10日

●来なくなった猫

ここ半月ほど来ていた猫が来なくなってしまいました。
口元にちょこっと黒い模様のあるけっこう可愛らしい猫で、ウチで飼っている猫「ビビさん」の餌をときどき失敬したりしていたようなのですが、2~3日前からぱったり姿を見せなくなってしまったのです。
きれいな猫なので、どこかで飼われていたのが、たまたまウチに立ち寄っていただけなのかもしれないと思ったり、あるいは、どこかで交通事故に遭ってしまったのではないかな、などと心配したりしています。

sotoneko1.jpg

猫という動物は、孤独なようでいて案外、仲間を欲しがる性質があるらしく、7匹の猫を飼っている猫部屋の窓辺には時々、野良猫とも飼い猫ともつかないさまざまな猫がやってきます。
一昨年に来ていた黒猫(カミさんがチャックという名前をつけていました)は、半年ほども猫部屋の窓辺に通い詰めていましたし、隣家で飼っているミー君という猫も、頻繁に脱走しては猫部屋の前に座っています。

ここ半月ほど来ていた猫が、なぜウチへふらりとやってきて、そしてどこへともなく去ってしまったのかわかりませんが、チャックがあれ以来、一度も顔を見せないように、二度と我が家を訪れることはないのかもしれません。
寂しさ半分、居着かれなくて安心した気持半分で、庭を見るたび、口元に小さな黒い模様のある猫の姿を探しています。

2008年02月11日

●神社が好き

神社が好きです。時間ができると、あちこちの神社を見て歩きます。
有名な神社でなくてもかまいません。自宅近くの小さな神社を自転車で回るのも楽しいひとときです。

「まっちゃんって神社仏閣が好きだったんだ」なんて納得された方、ちょっと違うんですね。
好きなのは神社で、お寺には食指が動きません。

「それじゃあ、まっちゃんって神道を信仰してるの?」と思われた方、これも違います。これといって信仰はありません。ミッション系の大学を卒業しましたが、キリスト教の勉強は好きでかなりしたものの、あくまで学問的興味でした。

jinja1.jpg

神社を訪れるのは、独特の神寂びた雰囲気を求めてです。
その意味では、参詣客でごった返している神社よりも、村社や郷社といったひっそり佇む神社の方により惹かれます。
神社というと、私たちはお社を思い浮かべますが、厳密に言えば、神社の本体・・・神様のよりしろは社殿ではありません。
神社にはもともと社殿はありませんでした。神が降臨するのはあるいは神社の背景の山であり、あるいは巨石であり、あるいは巨木や滝といった自然の造形そのものでした。社殿は、後に精力を増した寺院に対抗するべく造られたものに過ぎません。

私が惹かれるのは、社殿を中心とした木や草の一本一本、岩や玉砂利のひとつひとつ、そして神域を懐に抱く周囲の自然景観の調和です。
ナショナリズム的な表現は好きではありませんが、神社は日本人の感性を端的に形象化した見事な装置であるように思います。
あらゆる事物に神が宿ると信じた日本人の原精神を刺激してやまない何かが、神社には凝縮されているような気がするのです。

こうした性行は遺伝的なものらしく、娘も妹も神社好きです。
家族、兄姉で「神社巡りツアーに行きたいね」などと話し合っている私たちって、どこかヘンでしょうか。

写真:自宅近くのある神社

2008年02月12日

●農山村部の道路に「緑の回廊」を

農山村部の道路を走っていると、車にはねられた動物の死体を見ることが多い。動物も哀れだが、はねたドライバーの方もいい気持ちはしないに違いない。
 野生動物が、危険を冒してまで交通量の激しい道路を横断するのには理由がある。道路に囲まれた狭い範囲のみでは、生存に必要なだけの食物を得ることが難しい。たとえ餌に不自由しないとしても、限られた異性としか接触できないために近親交配が進み、いずれは種を保存することができなくなってゆく。個体を維持し種を保存するためには、危険極まりない道路を横断してまで広範囲に行動せざるを得ないのである。
 野生動物が自由に往来でき、かつ不幸な事故を減らすための有効な方策は、動物の移動経路(いわゆる「けものみち」)を精細に調査した上で、けものみちが道路を横断する箇所に動物横断用のトンネルか橋を設けることだ。通路には土を入れ、人や車は通行禁止とする。
 こうした通路を通行するのは哺乳動物だけではない。土と緑のベルトで結ばれていれば、道路や人工物に遮断された細切れの緑地であっても、個体と種の保存に非常に有効であることがわかってきており、こうした「緑の回廊」を整備することによって、爬虫類や昆虫、植物もより広範囲に生活圏を広げることができるはずだ。
 折しも道路特定財源に関する論議が盛んである。不要な道路を造る必要はないし、必要な道路は造らなければならないが、道路整備にあたってはただ建設するのでなく、人にも自然にも優しい道路づくりに留意してほしい。

(初出:2004年7月 中日新聞)一部加筆訂正

2008年02月14日

●娘のギター

娘がギターを買いました。
しばらく前からエレキギターが欲しいと言っていたので、とりあえず私の生ギターで練習してからにしたら、と言っておいたのですが、私に似ず決断の早い娘は、簡単なコードも覚えていないのに速攻で購入を決めたようです。

どうやら友だちといっしょに「バンド、やろうぜ!」という話になっているらしく、他のメンバー(予定者)も、それぞれ楽器を購入したとのこと。
話を聞いてみると、どの子もまともにそれぞれの楽器が弾けるわけではないとのことで、とりあえずモノを買ってしまうという今どきの子の決断の早さには、カミさんと二人、大いに感心してしまいました。
私が娘の年齢だった頃には、
ギターが欲しい→カタログを暗記するほど繰り返し眺める:同時に音楽雑誌などの情報源を貪るように読み耽る→必死こいてバイトをする→予算と相談しつつ慎重にモデルを決定する→あこぎな値下げ交渉を繰り返してようやく購入!
というコースを経て(ギターも望遠鏡もカメラも)買った記憶があります。

高校生の女の子だけのバンド、いつからまともな活動が開始できるのか、少しく不安ではありますが、教えられることは教えてやろうと思っています。
とりあえずは、基本コードをマスターすることでしょうね。

「小説書きといいギターといい、どうも、だんだんパパにやることが似てきたなあ」
と娘が言うので、
「そろそろ本命の天文をやろうか」
そう答えてあげたところ、
「それだけは絶対にいやだ!」
と言われてしまいました。
「だって、眠いし寒いしお金はかかるし健康に悪いし、いいことひとつもないじゃない」
・・・そう言われてしまえば、まさにその通り。
さすが我が娘、天文という趣味(仕事)の本質を熟知しています・・・。

2008年02月15日

●この程度なら雪も楽しい

このところ、プラネタリウムと天文台のある揖斐川町藤橋地区は毎日、雪が降り続いています。
とはいえ、すぐお隣りの福井県ではかなりの大雪らしいのですが、幸い、岐阜県内はさほどの積雪にはなっていません。
この程度の雪なら可愛いものという感じです。

fujihasijou5.jpg

今日は、資材運搬のために車2台で旧天文台まで行きました。
旧天文台周辺の積雪は30センチほど。まだまだ「冬らしいね。うん、きれいな雪景色だ」というレベルです。

旧天文台の倉庫に資材を搬入し、歴史民俗資料館のカモとコイに餌をやり、公衆トイレの掃除をして帰庁。
写真は、プラネタリウムのある藤橋城。すっかり雪化粧をしています。

雪は夕方から強くなり、自宅までの帰路は久々に本格的な雪道となりました。
雪の夜道は、路肩もセンターラインも見えず、加えて降りしきる無数の雪片が視界を遮り、走りづらいことこの上なしです。
それでも、四駆とスタッドレスタイヤの威力はたいしたもので、60km/h平均で雪道を駆け抜け、19時前に帰宅。
自宅のある大野町では積雪はなく、何だか物足りない心もちで車を降りたのでした。

2008年02月17日

●この鳥は?

裏の家の木に大きな鳥がとまっていました。
はじめはトビかなと思いましたが、サギの仲間のようです。
カミさんと図鑑で調べたところ、ゴイサギじゃないかということになったのですが、イマイチはっきりしません。
鳥に詳しい方、教えて下さいませ。

gosagi1.jpg

裏の家は、別荘代わりに使われていてほとんど無人。
持ち主は「ありのままに放っておく」主義らしく、庭木はどれも伸び放題、ちょっとした林になっていて、鳥や昆虫のサンクチュアリとなっています。
ウチの庭も草木が繁茂していますが、裏の家はその比ではなく、ほぼ自然に任せている状態で、さまざまな鳥を見ることができます。

ウチの家族は、きれいに整った庭よりも生物がたくさんいるニッチの多い庭が大好きなので、裏の家とウチの庭とに集まるたくさんの生き物を観察して楽しんでいます。

2008年02月19日

●デリバリー観望会が好評!

 私どもの館(西美濃プラネタリウム)では、近くに口径60センチの望遠鏡を備えた天文台があり、定期的な観望会を実施しています。天文台まで出向いていただければ、山間地の清澄な星空の下、大望遠鏡で迫力ある天体の姿をご覧頂けるのですが、交通の便や行事の都合上、なかなかすべての人に足を運んでいただくわけにはいきません。そこで必然的に(?)観望会のデリバリーの依頼が増加してきたいうわけです。
 私どもとしては、できるだけたくさんの場所へ星空のデリバリーに伺いたいのですが、昼間はプラネタリウムを投影し、夜間は天文台の勤務、そして事務仕事もあるために、すべての要望には応えられないのが実情です。今のところは、西濃圏内で、教育目的のグループ(学校、少年団、ボーイスカウト、公民館活動など)からの依頼に限って、おおむね年間に30回程度実施しています。

kouwa1.JPG

 観望会当日は、午後4時頃に依頼先と電話で天候の確認をします。ほとんどの場合、曇雨天でも講話の希望がありますので、どうしても天候が思わしくない場合は望遠鏡のかわりに「星のお話セット」を用意します。特に小さな子どもさんが多い場合は興味の継続が難しいので、小型の天体望遠鏡や太陽・惑星のミニチュアモデルなど、実際に手に取ったり目の前で観察できるモノを使用しながらお話しをするのです。さらに、じっと座っているだけでは眠くなってしまいますので、子どもたちを太陽や惑星に見立て、軌道上を歩いて貰うなど、体を動かしながら宇宙を体感できるよう工夫しています。

 晴天の場合は、望遠鏡数台を並べて、見頃の天体を観察してもらいます。走り回らない、懐中電灯をむやみに点灯しない、望遠鏡に触らないなどの注意をしてから、まずは強力なレーザーポインターで星座の説明を行い、次いで望遠鏡で観察を行います。
 その際は、必ず望遠鏡の傍らに付き添い、ひとりひとりにいま見ている天体の説明を行います。望遠鏡は、15cm屈折と20cm反射、それに15cm双眼鏡を主に使用しています。自動追尾にしておいても、参加者が触れたりして天体が視野から外れることも多いので、頻繁に確認するようにしています。

(初出:東亜天文学会機関誌「天界」2006年1月号)
写真:曇った晩は室内で星のお話をします。

2008年02月20日

●雪晴れの揖斐川上流

プラネタリウムと天文台に台湾から視察が来るというので、降り続いた雪がようやく止んだ天文台周辺の除雪をしました。

turumisnow1.jpg

ずっと雪空だったので、久しぶりの青空が眩しいほどでした。
雪が積もると、天文台周辺の見慣れた山と川の景色が、ひどく鮮やかに感じられます。
気温は低く、一日中、ほぼ0度でした。
訪れる人もなく、張りつめた空気の中、コントラストの高い景色を眺めながら、一人除雪をするのもいいものです。

2008年02月21日

●台湾から視察に来ました

昨日は、台湾観光企業の方がプラネタリウムと天文台を視察に来ました。
30分ほどしか時間がないとのことで、大急ぎで両施設を案内。
晴れていれば昼間の星を見て貰おうと思っていたのですが、残念ながら小雨が降り出し、さらに天文台のドームには雪が積もっていてドームを開けられる状態ではありませんでした。

それでも、同行してきた県庁の方がびっくりするほどプラネタリウムと天文台に興味を示され、質問また質問。
結局、時間を20分近くオーバーして次の目的地へ向かわれました。

全日は飛騨を、昨日午前中は郡上市を視察してきたとのことで、台湾ではまず見ることのできない雪を堪能されたようです。
星を見るには、ちょっとつらい季節ではありましたが・・・。

2008年02月23日

●ふきのとう

雪に覆われている藤橋歴史民俗資料館で、ふきのとうを見つけました。

fukinotou1.jpg

清水が染み出している水路に、たくさんのふきのとうが群生していたのです。
気温は低く周囲は雪だらけですが、山深い岐阜の山奥にも春は確実に近づいています。

2008年02月25日

●華厳寺に関する講演会

昨日は、揖斐川町中央公民館で、町の教育委員である寺田先生が講演会を行うにあたり、私と同じく学芸員のYさんとともにお手伝いをしました。

寺田先生の講演テーマは、西国三十三カ所巡り結願の寺である谷汲山華厳寺を明治8年に再建するにあたり「奉加講」という組織を作り、講を構成する30人が諸国を巡って「勘化(資金・資材調達)」を行った記録をひもときながら、再建の時代的背景を探るというものでした。

旧谷汲村にある華厳寺は、町村合併の後に、私の勤務する揖斐川町に編入された全国的に有名なお寺です。
また、奉加講に参加した方は、私が現在住んでいる大野町出身が多く、たいへん身近で興味深いお話となりました。
今回の発表では、主に越前(福井県)を回った記録をたどったのですが、私もこれまでさまざまな調査で訪れたことのある場所ばかりで、非常に楽しくお話しを聞くことができました。

私とYさんは、発表に使用するパソコンやプロジェクターなどの機器操作の他、細々としたお手伝いをしたわけですが、地域の文化に関わるこうした仕事は、天文とはまた違ったおもしろさがあるものです。
これからも、天文だけでなく、こうした分野にも知識と研究の幅を広げていきたいと考えています。

2008年02月27日

●もうすぐ年度末・・・

もうすぐ3月です。
お役所はどこでもそうですが、今ごろから年度末の事務処理で私の仕事も非常に忙しくなります。

まずやらなければならないことは、予算執行の漏れがないかどうかのチェックです。工事や施設保守管理委託業務のやり残しや支払忘れがないかを精査します。

次いで、新年度の施設保守管理委託契約に係る設計書を作成し、会計システムで決裁書類を作ります。
もともと管理施設が多い(プラネタリウム・天文台・歴史民俗資料館・藤橋森林生態学習舎)ことに加え、今回は旧春日村の博物館施設3館の書類を私が作成することになり、全部で40件ほどの契約をしなければなりません。
さらに、いくつかの施設について条例・規則改正が必要になるため、条例・規則案の作成を行い、また各施設で働いていただいている日日雇用職員の新年度の契約書類を作成する必要があります。

そのかたわら、新年度からの担当施設開館の準備、事業計画の作成~決裁など、4月から遅滞なく新年度の業務が開始できるようにしなければなりません。

josetu1.jpg

事務専任の職員がいればいいのですが、私どもの場合は、二人の天文担当職員が、プラネタリウムの解説、天文台業務、出張星見会、さまざまな施設の管理に加え、一般事務全てをこなさなければならず、恐ろしく多忙です。

天文施設といえば、プラネタリウムや天文台といった「表の業務」にばかり目がいきますが、施設を支える管理事務の業務量が大きな割合を占めています。
さらに私の場合は、役職柄、他部署に関わる仕事にも多くの時間を割かねばならず、なかなか天文専任というわけにはいきません。

天文業務だけに関わることができれば、もっとさまざまな仕事ができるのですが・・・。

写真:施設の除雪も必要・・・。

2008年02月29日

●雛人形展開催中

揖斐川町南方にある揖斐川歴史民俗資料館では、3月23日(日)まで「雛人形展」を開催しています。

edohina2.jpg

私たちが見慣れた雛人形に加えて、江戸期、明治期の雛人形、各地に伝わる土雛や流し雛など、珍しい人形が数多く展示されています。
常設展示では、揖斐川の水運を中心として、西濃地方北西部の文化が興味深く展示されていますので、ぜひご観覧ください。

休館日:月曜日・祝祭日
入館料:大人200円 小人50円
場所:揖斐川町上南方901-5
電話:0585-22-5373

写真:江戸期雛