« 新緑の天文台で(後編) | メイン | 人事異動 »

2008年03月30日

●田舎の学校が抱える問題点

都会人のための田舎暮らし実践講座、久々に書きます。
今回は子供の教育について・・・。

改めて言うまでもなく、子供がいる家庭において、教育は最大の関心事です。
最近はどこも少子化が進み、過疎地の学校では全校生徒が十数人ということも珍しくなくなりました。
児童生徒が少ないということは、少人数教育の良さが活かせるような気がしますが、幼なじみ集団のまま過ごすために競争が行なわれず、結果として学力が向上しない弊害の方が目立つような気がします。
メンバーの入れ替わりがないために、いったんいじめが発生すると、卒業まで続くといった事例もよく聞きます。
田舎の学校はのんびりしていて、いじめなどないだろうなどと思うのは大きな間違いです。
いじめというものは小さく閉鎖的な集団であればあるだけ発生しやすいものなのです。
もちろん、田舎の学校には助け合いや幼なじみ同士で思いやる心も育っていますが、
「田舎の子供はみんな素直で純朴」
というのは、かなりの部分、都会人の思い込みに過ぎません。

義務教育が終わり、高校進学の段になると、さらに大きな問題が発生してきます。
都会では通える範囲にさまざまな学力レベルの高校がたくさんありますが、田舎ではまず高校の数自体が限られています。
加えて、鉄道やバスといった公共交通は次々に廃止に追い込まれ、通学する手段がほとんどありません。
田舎では、親が毎日、車で子供を高校まで送迎するというパターンが増えています。
毎日のことですから、親の負担は半端なものではありません。
そうまでしても、希望の学力、希望の学科を選ぶことは困難というのが田舎の現実です。

「田舎はのんびりして過ごしやすいところ」という都合の良いイメージだけを持っている人は、たとえば田舎へ移住すれば子供のアトピーが治るだろうとか、不登校でなくなるだろうなどと、子供がかかえるトラブルについても都合の良いことを考えがちですが、これまで述べてきたように、田舎の学校にも大きな悩みと問題があります。
田舎暮らしを始めたがために、かえって子供さんのストレスを増やしてしまうことにもなりかねません。
田舎へ移住する際には、自分たちのことだけではなく、子供の将来のことまで考えて決断する必要があるのですね。

トラックバックURL

このエントリーのトラックバックURL:
http://at-h.net/~has/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/366

コメント

こんばんは、人事異動ですか
慣れるまでは少し大変ですね
私など民間では、残業は当たり前で
更にサービスですから、似たようなものですね
今は100時間もしませんが、
平均で70時間位でしょうかね
特に3~4月は年度末と初年度で
何処も忙しいようですね。

生川さん、こんばんは。
今日も住民課のお仕事をがんばってきました。
私ももともとは民間出身、それも中小企業の営業でしたから、民間の大変さはそれこそ骨身に沁みてわかっていますヨ。
まあ、役場も民間もどこも厳しい時代ということですね。

コメントする

(初めてのコメントの時は、コメントが表示されるためにこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまでコメントは表示されませんのでしばらくお待ちください)