2008年08月02日

●快晴だった観望会

昨夜は池田町児童館という施設での観望会でした。
親子合わせて120名ほどの参加者だったので、西美濃天文台スタッフのほか、今は他部署に異動になっている元天文担当職員、それに私が所属している同好会の会員3名で6台の望遠鏡を出して対応しました。

予報では夕方から曇り・雨だったにもかかわらず快晴に恵まれ、安定したシーイングの下で、木星・ベガ・アンタレス・M27・M13・M57を観望しました。
私はC-11でM57を見せていました。口径が28センチあると、さすがに集光力がありよく見えます。
参加者もほとんどの方がドーナツ状の姿を確認できたようでした。
終了後、木星を見てみると、大赤斑がちょうど真正面を向いていました。

学校などでの観望会は、土のグランドが会場となることが多く、望遠鏡が土ぼこりまみれになるのが難点ですが、今回は芝生の上だったので快適な星見会となりました。視界もまあまあ良く、直接目に入る照明も見えない良い場所でした。

来週土曜日は、旧久瀬村で観望会です。
それが終わればすぐペルセウス座流星群と、星のイベントが続きます。

そうそう、今夜2日は、スター・ウィーク実行委員会主宰のイベントのひとつ「いま、星を見ています」の日です。
同じ晩に全国で星空を見上げた感想を掲示板に書きこんで星空体験を共有しようという企画、詳しくはスター・ウィークのホームページをご覧下さいね。
星に関した曲の人気投票、「星メロアウォード」もやってます。こちらもホームページから入って下さい。
スター・ウィークのページへはこのブログからもリンクが貼ってありますヨ。

8月1日~7日は「スター・ウィーク」。
みんなで星空を見上げましょう!

2008年08月04日

●動物貧乏

我が家はいま、極度の貧窮にあえいでいます。
その原因は、飼っている動物たちの病気です。
1ヶ月ほど前、メス猫のてぃびが避妊手術をしました。
時を同じくして、うさぎのアルネ君が毛球症になり病院へ。ちょっと診察をして薬を貰えば1万円。
アルネ君といえば、今年の夏はめちゃくちゃ暑いので、暑さに弱いアルネ君のためにエアコンを購入。
それからすぐ、猫部屋のトトトが巨大結腸という病気で便が出なくなり、薬やら処置代やらで数万円。
トトトがようやく元気になったと思ったら、今度はルーンが尿管結石で尿が出なくなり、危ないところで一命を取り留めたものの、また数万円。
トトトもルーンも一般の餌ではダメということで療法食を食べていますが、これが一袋数千円。薬も飲み続けなくてはならないとのことで、療法食代と薬代はこれからずっとかかります。

rune3.JPG

ということで、動物に金を使いすぎて、人間の方は食費もガソリン代もしょぼしょぼ。
外食なんてもってのほか、休日も車は使わず家で過ごすか自転車での移動。本を買う金もないので、本は図書館で借りてきます。
電気もこまめに消灯、でも猫部屋とアルネ君のいる部屋はエアコンがついているという矛盾。

ウチの場合、「ペットにお金をかけている」というのとは少し違って、捨てられていた猫や学校で増えすぎたうさぎを引き取って保護しているわけなのですが、こうした動物たちがこれから年を取り、ますます病気をすることを考えると・・・。
まあ、成り行き上、仕方ない、と開き直ってはいるのですが・・・。

写真:命拾いをしたルーン。暑いのでごろごろしています。病気で寝ているわけではないですよ。

2008年08月08日

●雷観察が面白い!

東海地方は、ここ数日不安定な天候が続いています。
昼間は酷暑、夜になると雷雨という天気です。

今夜も雷雨でした。
ひっきりなしに雷が鳴る中、いつのまにかカミさんと娘の姿が見えなくなったのでどこへ行ったかと思えば、真っ暗な2階の部屋から雷を眺めているのでした。
私も仲間に加わり、3人で並んで雷観察が始まりました。
ちょうど頭の真上に雷雲があるらしく、ほとんど止む間もなく稲妻が光ります。
大きな稲妻が見えるたび、3人で歓声をあげ、感想を述べ合います。
次から次へ、全天に稲光が見えるので、なかなか窓から離れることができません。
まっすぐ地面へ落ちるもの、中天を竜のように駆けるもの、途中で枝分かれするものなど形は千差万別ですし、距離や明るさの関係なのか、稲妻の色にしても白、オレンジ色っぽいもの、紫色っぽいものとさまざまです。飽きることがありません。

そうして雷観察を続けるうち、これは何かに似ていると思うようになりました。
真っ暗な中、夜空を見上げ、稲妻を見落とさないように視線をあちこちに忙しく動かしながら、もっと大きくて明るい稲妻が見えないかと待ち望む・・・。
そう、これはまさに流星観測の醍醐味なのです。
少しでも夜空から目を離していると大きな流星を見逃してしまうし、もっと明るい流星が出現するのを期待して観測を止めることができない・・・。
流星観測の経験もある娘とカミさんに話すと「まさにそうだね」と頷くことしきりでした。

流星といえば、もうすぐペルセウス座流星群の極大日。
13日は休みを取ったので、今年はがんばって雷ならぬ流星を観測しようと思っています。
カミさんと娘もいっしょに観測しようという気になったようでした。

2008年08月09日

●今夜も雷観察

昨夜に続いて、今夜も雷が鳴ることしきりでした。
雨も降っていなかったので、家の前の道に座りこんで家族で雷観察。

kaminari3.JPG

昨夜のように明らかに地面に落ちるものは少なかったのですが、高い空で樹枝状に光る稲妻が多く、楽しめました。
今夜はカメラを持ち出し、撮影も。
インスタントに家の前で見ていましたので、電線が写野にモロに入ってしまっているのがナニですが、けっこうエキサイティングな稲妻でしょ。
ちょっと味をしめましたので、これからは天体だけでなく雷撮影のためにも夜空にカメラを向けようと思っています。
今回はテストでしたが、次回からは構図や前景も考えて、それなりに美しい写真を目指します。

写真:EOS kissDX 18mmF4 露出5秒

2008年08月11日

●また雷画像・・・

一昨夜に撮った雷画像のうちからもう一枚。

kaminari2.JPG

すごいですね。
どうしてこんな形状になるんでしょう。
この晩の雷はどれも樹枝状でしたが、このように枝分かれせずに太い一本の稲妻がまっすぐ地面に落ちるもの、やはり枝分かれはしなくても一本の稲妻が激しく方向を変えながら空を竜のように駆けるものなど、雷の形はさまざまです。
どのようなメカニズムで雷の形状が決まるのか、研究してみたいテーマです。
電圧と大気の抵抗、気温、湿度など多くのファクターがあるのでしょうね。

ところで昨日と今日、「星空日記」のカテゴリーで気象現象である雷のことばかり書いていますが、いいのだろうか・・・。

2008年08月13日

●クモクモのペルセウス座流星群

昨夜はペルセウス座流星群の極大日でした。
最近の傾向どおり、昼間は嫌になるぐらいの快晴、夕方になると曇ってきて、夜はずっと雲量8程度が続いていました。

aur080813.JPG

それでも、ときおり空を見上げていると、午前3時を過ぎてから俄然、晴れてきました。
「こりゃ、行くっきゃねえ」とばかり機材をまとめて揖斐川町谷汲方面へ。自宅近くでは空が明るくて観測になりそうにないので・・・。
谷汲駅付近はなんと雨。すぐに引き返し、自宅のある大野町に程近い谷汲深坂の田んぼの真ん中で店を広げました。
このときは雲量3程度でしたが、群流星をいくつか数えるうち、西から雲が。
眼視観測は諦め、1個で1個でもカメラに納めようとシャッターを切り続けますが、なぜかごくごく出現が少ない!
雲は広がり、4時過ぎ、雲量8となり撤収しました。
結局、成果はゼロ。
天気は予報どおりなので仕方ありませんが、雲が多かったとはいえ、出現数の少なさが気になりました。

写真:「ぎょしゃ座」が高く昇っていました。透明度、悪いです。

ここからはおまけ。
娘のブログ、「星猫亭」で、昨日は携帯小説について娘が意見を書いていました。
親バカですが、なかなか良いことを書いているなあと思ったので、興味がある方は読んでみて下さいね。
このブログからリンクしていますので。
その前に連載していた小説、というか童話もなかなか良いよ。
私を知っている方は、「良く似た親子だなあ」なんて思うかもしれませんが・・・。

2008年08月14日

●ミニビオトープその後

以前、庭にスイレン鉢を埋めてミニビオトープを始めたことを書きました。
その後、どうなったかという報告です。

水は替えていません。
強い日差しが照りつける毎日なの多少の藻が発生し、やや緑がかった水になっていますが、さほど濁ってはおらず、当初に放したアカヒレという魚も健在です。
スイレンと菖蒲も順調に生育しています。一応、生態系としては機能しているみたいです。

kaeru2.JPG

最近は、カエルのオアシスとなりつつあり、今日もトノサマガエルが2匹、気持ちよさそうに浸かっていました。この2匹は、この場所が気に入ったらしく、この2週間ほど毎日見かけます。
トンボが来ないかなと思っているのですが、繁茂した植物のために上空から水面が見えにくいらしく、大きなトンボはあまり来ません。イトトンボの類はけっこうやって来るようです。

こうなると、もっと大きな池が欲しくなってきます。
池を作ること自体は、さほど大変ではなさそうですが、広くはない庭にどのように池のスペースを確保するかが問題です。
夢は、自宅の池でカエルや水生動物が繁殖できる環境をつくることなのですが・・・。

写真:常連さんのカエル2匹

2008年08月15日

●詩「形象iの視点」

ある
内面の光に照らされた
遠くまで影を落とす淡い空間
俯きがちに
僕に似た人影が歩いている

細い背中
沈んだ横顔

いつか
彼の内面にも
紫の空間が侵入し
遠い空を
見知らぬ数列が流れてゆく
そんな寂寥の明日

僕はなぜ去ってゆくのか
その答えも
無機の数列に置き換えられて

倒れてゆく時系列
振り返れば
磨かれた床に
彼の輪郭だけが残っている

*久々に昔の詩などを・・・。
絵が描ければ、この詩のような「永遠に滅び続けていく無機の空間」を描いてみたいなあと思います。
若い頃、「生きていくことは何かを喪い続けていくこと」なのだと考えていました。それは明日に希望を感じられないとか生きるパワーがないといった否定的な意味合いではなく、喪い続けた結果として、ただ
清冽な輪郭線だけになった「自分そのもの」が残ればいいと考えていたのです。
もちろん、そうした「滅びへの希求」は、絶えずさまざまな欲求や本能に翻弄されている自らの鏡像に他ならなかったのですが・・・。
この詩を書いてからずいぶん時が過ぎました。
今でも煩悩の数は絶えませんが、それでも喪い続けていくことへの憧れはなくしたくないと思います。

2008年08月17日

●明け方の部分月食

今日の明け方は、欠けたまま月が沈む部分月食でした。
「曇り時々雨」という天気予報どおり、夜半過ぎまで雨が降っていましたが、午前3時半に目が覚め、西の窓から外を見ると、西の低空だけが帯状に晴れています。
とりあえずカメラと三脚、双眼鏡を用意して、西の低空に電線や建物が見えない場所へ移動。
望遠鏡で撮ろうかなとも思ったのですが、せっかく地平線近くで起こる現象ですから、地上風景や雲を入れて情感のある画像にしようと思いました。

ちょうど月のある位置に垂れ込めていた真っ黒な雲が移動すると、わずかに上の方が薄暗くなっている満月が見えてきました。
今回の月食は、西へ行くほど食分が大きくなります。九州などではかなり欠けるのですが、東海地方では残念ながら半影月食から本影食に進んだあたりで月没となってしまうという中途半端な月食なのです。

080817gessyoku1.jpg

西の空は、分厚い雨雲が沈みゆく月明に照らし出されてなにやら凄絶な光景。
だいぶ低くなった月が沈まないうちに、400mmレンズで連続撮影。
肉眼でも欠けてきたのがわかるようになった頃、月は山にかかる黒雲に隠れてしまいました。相前後して空が明るくなり始めます。

夏の夜明けは早く、機材を撤収するうちにかなり明るくなっていました。
こうして撮影したのがこの画像。
お断りしておかなければならないのは「生画像」ではない、ということです。
満月の適正露出は500分の1秒。でもこの露出時間では風景は写りません。
なので、風景、というか雲の画像は1秒露出で別に撮影しておいて、後から娘と二人、画像処理で合成しました。
でも、それなりに迫力、というか臨場感のある画像になったでしょ。

2008年08月19日

●ユリの咲く庭

庭のあちこちで大輪のユリが咲き始めています。
もともとは、以前に住んでいた旧藤橋村にたくさん自生していたユリでした。
藤橋では夏の終わり近くになると、道端といわず庭先といわず、真っ白なユリがいっせいに咲き始めます。

yuri1.JPG

野生種なのか栽培種だったのかわかりませんが、藤橋在住中はユリの花が咲くと「秋が来るのだな」と季節の変わり目を実感したものでした。
このユリ、清楚ではかなげな見かけとは裏腹に、なかなか繁殖力が旺盛です。
花が終わると紡錘状の実をつけ、晩秋になるとそれがはじけて数え切れないほどの種をばら撒くのです。
そんな種が芽を出せば、そこには球根ができていますから、毎年、花を咲かせます。花が咲けば大量の種をつける、というわけで、特に移植したわけではないのですが、藤橋から持ってきた鉢植えなどに種がばら撒かれていたのでしょう、今の家でも確実にその版図を広げているのです。
このように、なかなかにしたたかなユリなのですが、その風情はなんともいえないものがあります。
まだまだ暑い毎日ですが、野生と気品を兼ね備えたユリの白い花を見ながら、季節の移ろいを感じています。

2008年08月23日

●童話「おばけのおしり」

 久々に童話など・・・。
 だいぶ以前に書いた未発表作品で、娘やカミさんには好評です。
 別におしいれでなくてもいいのですが、家におばけが住んでいるといいなあ、といつも思います。できれば怖くないおばけがいいですが、すごく怖いおばけがいる家というのもちょっといいですね。
「おばけなんて大きらい」という方、このおはなしに出てくるのはぜんぜん怖くないおばけです。どうか安心してお読み下さいませ。

         ★   ★

 おしいれに、おばけが住んでいることに気づいたのは、ゆみちゃんが、このアパートに引っ越してきてすぐのことでした。家を建てかえるまでのあいだ住むことになった、ちょっと古いアパートです。
 はじめは、ねずみかな、と思いました。でも、あんなに大きなねずみなんて、いるはずはありません。
 さいしょに見かけたのは、おばけのおしりでした。真っ白でまあるくて、足のかわりにしっぽみたいなものがちょろりとくっついている柔らかそうなおしりです。
 おしいれを開けるたび、おばけは大あわてで奥のほうにかくれてしまうので、見えるのはいつも、おばけのおしりばかり、なかなかぜんぶは見えません。
 はじめのうち、おしり以外のところが見えたらちょっとこわいな、とゆみちゃんは思っていました。おしりは丸くてかわいらしいけど、もしかしたらすごくこわい顔をしているかもしれません。何といっても、おばけなのですから。
 でも、毎日、風船みたいなおしりを見ているうち、だんだんとこわくなくなってきました。あわててかくれるようすが、とてもおかしかったし、どう見ても、悪いことをするようには思えなかったからです。

 ある日、ゆみちゃんは、勇気を出して、おばけに話しかけてみました。
「おばけさん。かくれてばかりいないでたまには出てきてよ。私、お友だちになりたいの」
 答えはありません。おしいれの奥のほうでごそごそいう音が聞こえるばかりです。
「ねえ、おばけさん。こわい顔をしているのが恥ずかしいの。私、そんなこと気にしないよ。私だって、こんな顔ができるんだから」
 ゆみちゃんは、おしいれをのぞきこんで、思いきりこわい顔をしてみせました。
 すると、
「ふきゅっ」
 奥のほうからたしかにそんな声が聞こえました。
 ゆみちゃんは、思わず笑ってしまいます。
「ごめんね。こわかった? 私、ほんとはこわい顔じゃないんだよ。よく見て」
 こんどは、ふつうの顔でのぞきこみます。
 ずっとすみの方に、ふたつの目が光っていました。
「そんな暗いところにいないで出ておいでよ。いっしょに遊ぼう」
 おばけは少し近づいてきました。白いおしりが見えました。
「おしりだけじゃなくて、お顔も見たいな」
 もう一度ゆみちゃんが言うと、おばけはしばらく、しっぽをぷるぷるさせていましたが、やがて恥ずかしそうに出てきました。
 大きな目。ちっちゃな口。マシュマロみたいにふわふわの体。
「こんにちは」
 ゆみちゃんがあいさつすると、おばけも頭を下げました。
「ひとりで住んでるの」
 そうたずねると、おばけは、こっくりとうなずきました。
 ゆみちゃんとおばけは、こうして友だちになったのです。

 おばけは、だんだんとなれてきて、おしいれから出てくるようになりました。
 でも、パパも、ママも、いっこうに気がつきません。どうやら、おとなには、おばけの姿が見えないらしいのです。
 おばけは、しゃべることはできないみたいでした。小さなお口がありますし、いちどは「ふきゅっ」という声を聞いたこともありましたから、まるっきりしゃべれないわけではないのでしょうが、こっくりしたり、顔を振ったりして、ゆみちゃんがたずねることに答えるばかりです。
 それでも、ふたりは、いつも楽しく遊びました。風船みたいに部屋の中を飛びまわるおばけと追いかけっこをするのも楽しかったし、真っ白でふわふわの体を見ているだけで、ゆみちゃんは幸せな気持ちになることができました。

 そうして毎日、おばけと遊んでいるうち、家の建てかえが終わって、もういちど、お引越しをすることになりました。
 ゆみちゃんは、おばけに聞いてみました。
「どうする? いっしょにお引越しする?」
 おばけは、ゆみちゃんの顔を見上げて、こっくりとうなずきました。
「じゃ、ここに入っててね。顔を出しちゃだめよ」
 こうして、小さなバスケットに入ったおばけは、ゆみちゃんといっしょにお引越しをすることになったのです。
「あら、ゆみちゃん。そのバスケット、何が入ってるの」
 ママがたずねました。
「大切なもの」
 ゆみちゃんは、そう言って、バスケットを抱きしめます。
 お引越しが終わると、ゆみちゃんはピカピカのおしいれに向けて、バスケットのふたを開けました。
 しばらく、きょろきょろしていたおばけでしたが、やがてするり、とおしいれの奥に入ってゆきました。
「これからも仲良くしようね」
 ゆみちゃんがそう言うと、おしいれの隅っこの方から、ごそごそと小さな音がして、それから、
「きゅっ」
 小さな声が、たしかに聞こえたようでした。

2008年08月25日

●体調悪いのに忙しい!

先週後半から体調が優れません。
血圧が低くてフラフラするし腹も痛い、食欲もない、夜はひどく疲れているのに眠れない。風邪も引いたみたいで、鼻水がやたらと出ます。

にもかかわらず忙しい。
先週は外国人登録の研修会で坂祝へ出張、今日はやはり外国人登録で忙殺され、明日は昼の窓口当番(戸籍や住民票など、いわゆる役所の受付です)、夜は宿直。
週末は毎月と重なるので、いわゆる月締め業務で残業。
教育委員会からの電話では、町内の学校のALT(外国語助手)が3人、今週中に外国人登録に来るとのこと、月末で忙しくなる前に来てほしかった!
で、31日の日曜日は防災訓練で消防出動。

今日も途中で帰ろうかと思ったぐらい不調だったのですが、休めばそれだけ仕事がたまるので休むこともできないし・・・。
せめて夜、熟睡できれば良いのですが、不眠症はますますひどくなり、毎晩、3~4時間程度しか眠れません。
実のところ、かなりくたばっています。
まあ、何とか乗り切るしかないのですが・・・。

今日は珍しく住民課の業務についてもちょこっと書きました。
戸籍や外国人登録、住基ネットなど、数ヶ月前まではおよそ縁のなかったお仕事ですが、なんとかこなしておりますよ。

2008年08月27日

●湿原を歩く

たまたま平日に代休が取れた先日、自宅から自転車で10分ほどの場所にある湿原を訪れました。
一昨年、私の住んでいる自治体が、山すそからの湧き水で湿地化していた場所を、改めて公園として整備した場所です。
整備した当初は、いかにも「ブルドーザーで工事しました」というのがありありだったのですが、月日を経るにつれ生態系も落ち着いてきたようで、ちょっと歩いただけでもずいぶんと多くの生物が確認できました。

situgen4.JPG

まず多いのはバッタ。一歩、踏み出すたびに足元から、ショウリョウバッタ、トノサマバッタ、イナゴなどが飛び立ちます。
同じく長い足で跳んで逃げるのは大きなコオロギ。それから成体になったばかりの小さなカエルたち。
私の好きなカマキリは見ることができませんでしたが、この時期はどこへ行ってもよほど真剣に探さなければ繁茂した草に隠れて見つけることは困難です。カマキリは、晩秋にかけてがいちばん観察しやすい時期です。
水中を見れば、泥をまきあげて後ずさりしていくアメリカザリガニが何匹もいます。私の姿を見てあわてて日光浴を中断し水に飛び込むカメたちも。
雨が降った後だったので、いろいろな種類のキノコも生えていました。同種のキノコがたくさん、きれいな円形に生えている場所もあり、こうしたものを西洋ではフェアリーサークル(妖精の輪)と呼んでいます。

夏の終わりの蒸し暑い大気には、草と土、水の匂いが満ちて、子どもの頃、当時は東京にもたくさんあった原っぱで暗くなるまで遊んだ記憶がよみがえりました。

他には誰一人訪れる人のいない平日、一人きりでそんな自然の匂いの中を歩いていることがとても贅沢に思えるひとときでした。

2008年08月29日

●もっと木を植えよう

 全国的に豪雨が頻発するようになっています。
 異常気象が当たり前になってしまった昨今、地球温暖化がその原因の多くを担っていることを今や否定する人はいません。
 今回、掲載するのは、まだ温暖化の影響が顕在化していない頃に書いた文章です。
 温暖化と言いながら相変わらず緑地面積は減り続け、無駄な屋外照明が街に溢れている現状ですが、決め手となる温暖化対策がない今日、緑地面積の増加は技術的にも経済的にもさほどの困難なく取り組める基本的な方策であると思います。
 生物多様性の保全も絡め、植栽による地球環境の再生に、政府も民間も、今以上に真剣に取り組まなくてはならないのではないでしょうか。
 以下、6年前に書いた提言です。

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 地球温暖化が叫ばれるようになって久しい。
政府も民間もさまざまな対策を検討しているが、どれも実効をあげることは難しいようだ。
 職場や家庭でも温暖化が話題に上ることが多くなったが、そうした場面で必ず出されるのが「もっと木を植えればいいのに」という意見である。
 専門家から見ればまことに素人考えであるかもしれない。しかし、温暖化が叫ばれる一方で山の木は伐採され、畑や田んぼが急速に消滅してゆく光景を目の当たりにしている市民の当たり前の意見であることも間違いない。
 何も難しいことはないような気がする。行政が管理している土地にできるだけ多くの木を植栽し、道路沿いには並木を作る。建蔽率が決まっているように緑化率を決め、建物を建築する際は一定面積への植栽を義務づける。ビルの屋上緑化を義務づけ、一定面積以上の緑化を達成した企業には税制上の優遇措置を行なう。造成はしたものの企業誘致が見こめなくなった埋立地や工業団地は森にする。 
 必ずその土地に合った樹種を植えること、それぞれの植栽地域を面的に連続させることに留意するならば、生態系の保全と回復にもつながり、より大きな効果が得られるはずだ。

初出:2002年12月 朝日新聞