●月と金星、木星の接近
今日、夕方の西空に目を留めた方はけっこう多いのではないでしょうか。
暮れなずむ空に、三日月と金星、木星が接近し、きれいな三角形を描いていました。
どれも明るい天体ですから、思わず足を止めて見てしまった方もいると思います。
明日の晩には、月はもう少し太って、東の方へだいぶ離れてしまいます。月は毎日、次第に東へと移動してゆくのです。
金星は、少しずつ高度を上げつつあります。年末から来年には、夕空のさらに高いところで、まさに「宵の明星」にふさわしい輝きを放つようになります。
木星は、地球からの距離が遠いため、星座の中での動きはゆっくりです。これからは次第に西の空へ低くなり、年明けには見えなくなってしまいます。
このように月や惑星が星空の中を動いてゆく理由は、月は地球を回り、惑星は太陽を回ってゆくことによります。さらに地球も太陽を回っていますから、惑星の見かけの動きは複雑なものになります。
「惑星」という呼び名は、まさに「惑う星」。星空の中を西へ東へ迷っているように動くことから名づけられました。
金星は太陽に近く、見えている時間が短いため、星空の中での動きを観察することは難しいですが、地球に近く真夜中でも見える火星は、惑星の複雑な動きを観察するのにとても適した天体です。毎晩、観察していると、名前のとおり星座の中をふらふらと動き回るようすがよくわかります。
本当はもっと夕焼けが残っている時間帯に撮影したかったのですが、仕事が終わるとすっかり暗くなってしまっていました。いろいろ撮りましたが、とりあえず300mm望遠レンズで撮ったものを掲載します。
