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2009年06月28日

●柏原宿を歩く

柏原宿を歩いてきました。
柏原宿は中山道67宿のひとつで、江戸からは60番目の宿場です。
家数344軒、人口約1500人、本陣1軒、脇本陣1軒、旅籠屋22軒を数え、往時には賑わった街道筋でした。

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雨になるとの予報が嘘のような快晴の空の下、まずは国有形重要文化財にもなっている「柏原宿歴史館」へ。
本屋と蔵が展示室となっており、2階建ての本屋は「古き良き日本の建物」の典型という感じで、端正かつ清楚です。
ガラス戸の向こうに庭が見渡せる廊下の造りは「千と千尋の神隠し」の「油屋」を髣髴とさせ(千尋がカオナシを引き入れた廊下です)、いつか見たことがあるような懐かしいたたずまいでした。
蔵の一階では、福田和弘さんという方が木版画の個展を開かれており、ご本人の丁寧な説明を聞きながら作品を拝見させていただくことができました。

本陣跡などを見ながら町中をぶらぶら歩き、山手にあるお寺「成菩提院」へ向かいます。
夏の日差しが注ぐ道沿いの田園風景は、これまた懐かしい日本の夏景色そのもの。
林間にひっそりとたたずむ「成菩提院」は、伝教大師ゆかりの天台宗の古刹。
戦国期には、織田信長や豊臣秀吉といった武将が投宿しており、江戸時代初期に徳川家康の参謀として活躍(暗躍?)した天海和上が修行しました。
西美濃33霊場結願寺である谷汲山華厳寺は、この成菩提院の末寺なのだそうで、歴史と格式を兼ね備えたお寺です。
とはいえ、私たちが滞在している間は訪れる人は誰も居らず、緑の匂いと静寂をたっぷりと味わうことができました。

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日曜日にもかかわらず町を歩く人の姿はごく少なく、お店はどこも閉まっていて、静かでいいような、ちょっと寂しいような宿場歩きでしたが、長い歴史を担ってきた旧街道の息吹に触れることができた楽しい一日でした。

最近になって、古い町並みや宿場町が見直され、町並み保存など日本の良き伝統を復活させようという動きが全国で見られるようになっています。
猫も杓子もアメリカナイズされてしまい、国の形はもちろん個人の拠って立つ精神基盤すら見失ってしまった日本人ですが、少しずつ旧き良きものを取り戻す努力をしなければいけないと改めて思わせられた今日の宿場歩きでした。

写真:柏原宿歴史館の廊下・あじさいの咲く歴史館の庭

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コメント

こんにちは。
いつも大変お世話になります。

昔の建物、住宅は大工さんが腕を鳴らして建築された物ばかりです。長く住んでいますと味のある建物になるというまた不思議な世界!
しかし、今の建築物はどうでしょう!モルタルの超ヤグイ壁!ペンキ塗り立ての柱!はたして長く住んでいますと味のある不思議な世界になるのでしょうか?
その前に地震で崩れたり...!

C-14黒いシュミカセのH

こんいちは。
最近の建物は・・・長く住んでいると、昔の重厚な建物とはまた別の味が出てくるのかもしれませんヨ。廃墟じみた異世界が現出したり・・・。
でも、ツーバイフォー住宅などは、実は地震には強いそうです。また、けっこう長持ちするらしい。プラス、最近の住宅は断熱もしっかりしているからエネルギー効率も良いみたいです。
もちろんそれらは、建物の味とはまた別の構造学的な見方ですが。

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