●快晴の皆既日食!「皆既時の空の暗さ考察」
ふじ丸船上では、今回の皆既中、「意外に明るかった」という声をたくさん聞きました。
私は初めて皆既日食を見ましたので何とも言えないのですが、それまでに聞いていた話では、皆既中でも惑星と1等星は見えるけれど他の星は難しいということでしたので、まあ、こんなものかと思っていました。
コロナの明るさはおおむね満月程度(マイナス15等級程度)と言われています。
満月の晩でも、4等星程度までは見えますので、皆既日食の際もそのぐらいは見えておかしくないような気がします。
でも実際に皆既中の空の明るさは満月の晩よりも遙かに明るく、今回も金星、水星、シリウス、カノープスが見えた程度でした。
もちろん、皆既中に他の星を探すほどの余裕がある人はほとんどいないはずですから、コロナなど見ずに星だけを探せばもう少し多くの星が見つかるのかも知れません。
それでも体感的な空の明るさは、夕暮れ時、西の低空に夕焼けが残り、一番星からだんだんと星の数が増えてくる程度でしたから、真剣に探してもさほど暗い星が見えるわけではないようです。
こう書くと「コロナの明るさは満月程度なのになんでそんなに空が明るいの?」と疑問に思われるかもしれません。
写真は、ふじ丸船上での皆既中のようすです。
これで真っ昼間なのですからびっくりですが、よく見ると上空は暗いものの水平線付近は夕焼けのように明るいことに気がつきます。
月の影(本影錐)が覆いきれていない遠方が、夕焼けのような明るさに見えるわけですが、皆既中が意外なほど明るい原因は水平線(地平線)付近のこの明るさによるものだと考えられます。
実際の夕暮れでも、夕焼けが残っている時には見える星の数はまだとても少ないですよね。
皆既日食では、四方がぐるりと夕焼け状態ですから、西の空だけが明るい通常の夕暮れよりも空は遙かに明るいわけです。
先日、ogawa嬢に悪石島と中国での皆既中のビデオを見せてもらいました。
ある程度予想はしていたものの、皆既になったとたんの暗さにはやはり驚きました。
本当に夜のように真っ暗なのです。
厚い雲に覆われているために地平線付近の夕焼け部分からの光が届かず、またコロナからの光も雲で遮蔽されているために、あのように真っ暗になったのでしょう。
ogawa嬢と「一度、曇天の下での真っ暗な皆既も経験してみたいね」とも話しましたが、もちろんそれは、快晴の下での皆既を経験できたからの発言。
昔の人にとっては、曇天の下で、突然あたりが夜になるというのは本当に恐ろしいことだったと思います。
写真撮影:小川佳代子さん

コメント
いえ、いえ 皆既中でも 他の星探す暇人はいるんですよ! 私は オリオンの三ツ星まではっきりと見ましたよ。
で、ogawa嬢 Tシャツ いつ届くの?
Posted by: 瀬川 幸男 | 2009年08月22日 00:47
こんばんは。
皆既中の空の暗さがどうなるかは、楽しみにしていたことの一つでした。
かなり明るく感じたし、計測器の結果も満月より相当明るい数字が出ました。
明るく感じたのは、やっぱり水平線上に360度横たわっている橙色の空のせい?
コロナの明るさが満月くらいなら、皆既中も影が甲板に落ちていてもいいですよね。
でも皆既中に影はなかったと思う(見落としているだけ?)のは、
水平線からの空の明るさがまんべんなく入って来たからかなと、思いました。
あの水平線に雲がなかったら、どんだけ明るかったことやら~。
映画「宇宙へ。」を見てきました。どうせ見るなら「ザ・ムーン」よりはこちらです。
悲しいシーンがたくさんあったけど、「時には運は最強の武器になる」という言葉も。
映画が苦手で普段全然見ないけど、とりあえず逃げずに最後まで見ました。
Posted by: K.Ogawa | 2009年08月22日 01:10
瀬川さん、こんにちは。
おお、オリオンの三つ星まで!
ということは2等星まではちゃんと見えるんですね。(三つ星は2等星の中でも明るい方ですが)
皆既中に星を探す余裕は私にはありませんでした。望遠鏡にかじりついてシャッターを押すのが精一杯。
皆既中の星野写真を撮るようなキトクな人もいるんでしょうか。
まじめに撮れば、けっこう写るんでしょうね。
数名でチームを組んで、コロナを撮るだけでなくいろんな試みをしてみると面白い結果が出るかもしれませんね。
Posted by: まっちゃん | 2009年08月22日 08:27
瀬川さん、こんにちは。
Tシャツですが、大変お待たせして申し訳ございません。
黒のSS・S・Mサイズ以外は、明後日くらいに発送できそうです。
いましばらくお待ちくださいませ。
黒のSS・S・Mサイズは、生地が在庫切れのため、発送が遅れる見込です。
LとSを頼んだ方は、まずLのみのお届けとなります。
…えーい、コレ言っちゃえ!
私がとった写真や動画をDVDに焼いて同封しますので、どうぞお楽しみにッ!
Posted by: K.Ogawa | 2009年08月22日 08:55
ogawaさん、こんにちは。
計測器のデータ、体感的なものと違って科学的な測定値ですから根拠がありますね。
水平線に雲がなかったら、もっと明るかっただろうと私も思います。
たしかにコロナの明るさが満月程度なら、真っ暗な状態であれば影ができますよね。
私も影は気づきませんでしたので、やはりかなり明るかったのでしょう。
映画「宇宙へ」。
私も見たいなあと思っています。
NASA50年の集大成なので見たいなあということもあるし、仕事柄、勉強のために見たいということもあります。
映画が苦手とのことですが、「宇宙へ」はどうでしたか?
あんまり大音響とかショッキングなシーンはなかった?
Posted by: まっちゃん | 2009年08月22日 09:50
>皆既中の星野写真を撮るようなキトクな人もいるんでしょうか
来年、チャレンジしてみます!
>・・・同封しますので、どうぞお楽しみにッ!
待ってます~!!!
Posted by: 瀬川 幸男 | 2009年08月22日 17:47
瀬川さん、こんばんは。
ぜひチャレンジお願いします!
皆既中の星野写真、撮った人もいるのでしょうが、私はまだ見たことがありません。
撮影できたら、けっこうな快挙なのかも・・・。
天文雑誌に入選しそうですね。
Posted by: まっちゃん | 2009年08月22日 21:03
私は肉眼ではカノープス苦しかったです。双眼鏡でははっきり見えました。手持ちで撮った写真にも写っていました。今回のツアーの大きな目的にカノープスを見ることがありました。なぜならcanopus22が私のyahooのアカウントですので。冬には大阪より南に行ったことがないので。ハワイ行ったときは曇りやったし。
Posted by: もーたくん | 2009年08月23日 00:04
もーたさん、こんにちは。
カノープス、低かったので水平線付近の明るさに埋もれてしまって見づらかったですね。
これまでカノープスは何十回となく見ました。南に高い山がない関東在住中の方が見た回数は多かったかな。
南十字もサイパンやタイで見ましたが、やはり一度は南緯の低いところで見てみたいです。
Posted by: まっちゃん | 2009年08月23日 10:12