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2009年11月13日

●昔のスケッチを見つけました

コホーテク彗星の記事で、うちやまさんから、当時はスケッチを取った旨のコメントをいただきました。
今でこそデジカメで簡単に画像が撮れますが、昔は星雲・星団、彗星、惑星、太陽、月面、何でもスケッチを取ったものでした。
当時のスケッチは、あまり残っていませんが、ごそごそ探していたらウェスト彗星のスケッチが出てきました。
黒い紙に白鉛筆で描いたスケッチのデータを見ると、1976年3月21日 4時28分 60mm f1000mm屈折経緯台 K20mm(×50)となっています。

west.jpg

ウェスト彗星は、1975年に発見された20世紀最大級の彗星でした。
1976年3月、明け方の空に30°以上の尾を伸ばし、頭部の明るさはマイナス2等以上という偉観を呈しました。
当時、中学生だった私は、いっしょに東大和天文同好会を創立したS君と毎朝、近くの学校の校庭でこの彗星を観測しました。
東京でも、まだ明け方の空は比較的暗く、幅広くカーブした雄大な尾が素晴らしい光景でした。

最も壮麗だったのは3月初旬でしたから、スケッチを取った21日には、ちょっとおとなしい姿になっていました。
それでも、肉眼で尾がくっきりと見え、明るい時期には見えづらかった頭部の細かい構造が良く見えていました。
稚拙なスケッチですが、大彗星観測に奔走した当時の興奮と感動を思い出します。
60mm屈折経緯台 f1000mmという正統的な望遠鏡のスペックが泣かせますね。

他に星雲・星団や太陽のスケッチもたくさん見つかりました。
月面スケッチもかなり取ったのですが、これはまだ見つかりません。

スケッチなんて面倒だし古くさい、不正確だ。
そんなことを思わずに、皆さんもスケッチを取ってみて下さい。
じっくり何度も見ないと描けないので、それだけ天体の細部を詳細に観察できますよ。

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コメント

こんにちは。
お世話になります。

残念ながら私の絵は特にひどかったんで。観るだけでした。
昔はよくホーキングN博士の手書きスケッチを観せてもらいました。

今の時代はスケッチはパソコンで、さらに写真も写真ではない時代になってしまいました。変な奴と思われるでしょうが、よく天文雑誌を見てますと、画像処理がされてしまっておりこれはもはや、天体写真ではなく、天体画像になってしまってます。
自然をなんだと思ってるんでしょうかね?

干場 一志

干場さん、こんにちは。

天体写真は画像処理が効きやすい分野ですから、気をつけないと写真というより絵画になってしまいますね。
つい最近も、自称天体写真家の作品のほとんどが捏造であったことが発覚しました。
その意味では、画像処理などできなかったフィルム時代の方がまともでしたね。

 私も学生時代に天体のスケッチしました。ものすごく時間がかかりましたよ。火星だけは小口径でほとんど模様が見えないから楽だったことをよく覚えています。スケッチするとその天体に愛着がわきますね。カシャッで撮れてしまう写真とは違います。
 天体写真に熱中していた頃、写真を撮る前に、その対象を眼視でじっくり見ていました。一時間近くは見ていたと思います。なぜなら、当時使用していたシュミットカセグレイン望遠鏡は、鏡が外気になじむのに時間がかかったり、ミラー傾動によるたわみが落ち着くまで撮影に入れなかったからです。
 けがの功名、眼視イメージが画像処理する上で重要なファクターになりました。

 しし座流星群、天気が危ういですね。太平洋に近づいたほうが確率が高いようです。でも、南の方は都市部ばかりだから空は明るい。松本さんにメール送ったりしましたが、昨日の深夜、白川天文クラブから誘いのメールがありました。ルーリン彗星観望会のとき発足した会で、白川町青年部が中心になっています。観望会では、倉庫の奥にあったとかいう望遠鏡がぞろぞろ出てきました。ミザールの15cmカタデオプトリックCX150を筆頭に、ミザール8cm、五藤の7.6cm、アストロの6cm(だったと思う)が並べられ、20年以上前にタイムスリップしたようでした。天体望遠鏡を操作するのが初めてという人が多く、ファインダーの光軸合わせどころか、ピント合わせから始めなければならず(ピンぼけなのか曇っているのかまるで見えないのです)、ほとんど使えませんでした。彼らは春以降、肉眼でできる流星群観測会を何回か開いています。
 何はともあれ、晴天率第一で決めたいと思っています。
1.白川・八百津方面 2.知多半島方面 3. 揖斐高原方面 かなぁ

Ogimotoさん、こんにちは。

火星のスケッチもしましたよ。
仰るとおり、あまり模様が見えないのでラク?でした。
天体写真の撮影前に眼視でじっくり見る・・・。
なかなかできません。さすがOgimotoさん!
たしかに画像処理するにしても、眼視イメージが基本になりますよね。

しし群、天気、非常に危ないですね。
冬型でなければ藤橋の秘密某所、揖斐高原あたりで考えていましたが、北西はダメそうです。

白川・八百津方面は冬型でも晴れるのですね。
地図を見て場所を考えます。
渥美半島は、この時期、電照菊の光害でダメだと聞いていますが、知多半島は菊栽培は行っていないのでしょうか。

白川天文クラブ所有の望遠鏡、なかなかレアものが揃っていますね。
ミザール8㎝はカイザー型でしょうか。
五藤の7.6㎝も懐かしい!
しし群もですが、それらの望遠鏡も見てみたいなぁ!

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