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2009年11月16日

●秋好日、美濃路を散策

昨日は、一宮市の尾西歴史民俗資料館へ行きました。
14・15日が毎年恒例の「もみじまつり」で、たくさんの人が訪れて盛り上がっていました。

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この資料館は美濃路沿いにあります。
起(おこし)宿の脇本陣だった旧林家と展示施設が併設されており、美濃路に関するさまざまな資料が展示されています。
旧林家は庭園の見事さでも知られ、穏やかな秋の日ざしが降り注ぐなか、林家の座敷で行われる箏や雅楽などの演奏を楽しみました。
この館で学芸員実習を受けたogawa嬢がガイド役を買って出てくれましたので、館の学芸員さんのお話とあわせ、じっくりと展示を勉強することができました。
ちょうど特別展「美濃路を行き交う大名」が開催されており、参勤交代で美濃路を使用した大名たちの資料や文書も見ることができました。

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資料館見学後は、ogawa嬢の案内で周辺の名所旧跡を散策しました。
散策の足は自転車。
国指定の一里塚や木曽川の渡しの跡などを見学、美濃路を一日かけて満喫しました。
夕方には、木曽川に残る渡し船「中野の渡し」で岐阜県まで木曽川を往復。
この頃には曇ってきて少し寒かったのですが、あの広い木曽川を船で渡りながら、船頭さんというべきか、乗務員さんというべきか、同乗のおじさんの楽しい解説を拝聴し、珍しく楽しく勉強になる経験をすることができました。

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この渡し、なんと愛知県営なのです。
料金は無料。
一度、乗船してみる価値がありますよ。

資料館の学芸員さんの一人は、おばあさまが坂内の方とのことで、期せずして揖斐川町の話題で盛り上がってしまいました。
どこにも縁があるものです。

今後も各地の博物館施設を訪れて、いろいろと勉強をしたいと思っています。

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コメント

こんにちは。
ようこそ、美濃路へ!

美濃路散策はいかがでしたでしょうか。
旧林家の日本庭園、本当に純和風で美しいところでしたね。
古い木が多く、彼らは起宿にやってきた大名たちを迎えて見守ってきたのでしょう。
ちなみに美濃路沿いのウチの囲いの木も大変古く、大名が通った頃からあります。
今はその半分以上が、ここ数年のスピード違反の車になぎ倒されてしまいましたが。

散策の途中で、織機の音も聴こえてきましたね(さすが自転車散策)。
かつてはあれが街中どこにいても聴こえたものです。
時代が変わって、いつでも聴けるわけではないのが少し寂しいですね。

中野の渡し。衝撃的でしたね。
あのおじさんのおっしゃったことが本当に真実。
大昔は、木曽川と長良川の間にあった境川が、美濃と尾張の「境」だったそうで、
今、木曽川に流れている水はそちらに流れていたようです。
ただ戦国時代に大洪水が起こって、現在の笠松町付近で川は南に折れまがり、
秀吉はチャンスと思ったのか、そこを新しく両国の境にして領土拡大しちゃった。
それで尾張の家康がこりゃいかん、と、尾張側の堤防を高くして、
木曽川がこれ以上東に来ないようにしたので、そこに川が定着した、ということです。
そして、当時の木曽川の底には、流された家とかが残っていたそう、
という話も聞きまして、ワクワクしてしまいましたね。

長くなってしまいましたが、衝撃の真実でした。
長良川と揖斐川はもとからあった川なのに。
木曽川は人の手が加えられていたとは。
そして、中野の渡しといい資料館といい、全部無料なんですよね(笑)。
興味がある人は本当に行って欲しいです。

さて、次は美濃路の端から端まで自転車で渡ってみるなんて、いかがでしょうか?

ogawaさん、こんにちは。

昨日はたいへんお世話になりました。
とても実り多い一日になりました。
揖斐川歴史民俗資料館の営業活動もばっちりできたし!
忙しい中、お付き合いいただいた学芸員さんたちにも感謝です。

旧林家、おまつりが終わったらもう一度、行ってみます。
静かなたたずまいの庭園や屋敷をゆっくりと見てみたいです。
雪の風景もきれいでしょうね。

織機の音。
生まれる前からずっと聴いて育ったのですね。
私には、そうした「音の原風景」がないので羨ましいです。
音や光や風を身近に感じ取れるのは、自転車での散策ならではでしたね。
藤橋に移住する前、多摩川の畔に住んでいたのですが、木曽川の河原で、その頃のことを思い出しました。


で、中野の渡し。
おじさんの言ってたことは本当だったんだ!
って、疑っていたわけではないのですが(笑)。
木曽三川のなかではいちばん大きな木曽川が、実はそんなに新参者だったなんて!
びっくりですね。

今回、渡し船で渡ってみて、やはり川や海は橋でまたぐのではなく、舟で揺られて通過するべきトコロなのだと思いました。
船端を洗う水の匂いや川面を渡る風。
橋ができれば便利にはなりますが、そうした皮膚感覚とも言うべき大切なものを喪失してしまうような気がします。
無料なので、皆さん、ぜひ乗船してほしいなぁ。

美濃路の端から端まで自転車。
いいですね。
いつもママチャリでけっこうな距離を走っていますから、体力的にはぜんぜん平気ですよ。

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