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2009年11月19日

●快晴と暴風のしし座流星群観測

2001年に日本で大出現をした、しし座流星群。
今年も、11月18日朝に、2001年ほどではないもののダストトレイルの接近により、ある程度の出現が予想されていました。
出現予想時刻が日本時間で夜明け後となるため、出現のピークは見られないものの、出現の増加が観測できる可能性があったのです。

そんな予測に基づき、17/18日は観測を計画していたのですが、折悪しく低気圧が接近し、低気圧通過後は強い冬型となる天気予報となりました。
日本海側気候の影響を受けやすい岐阜県では、悪天候で観測できない可能性が強くなったため、直前まで天気図とにらめっこをしながら観測地を検討、結局、冬型の影響を受けづらい三重県まで遠征することにしました。

17日、仕事から帰り準備をして出発。
国道23号線をひたすら南へ向かいます。
四日市を過ぎたあたりから晴れ始め、津あたりからは快晴。
あとは暗い空と視界を求め、さらに南下し、結局、2001年の大出現を観測した鳥羽市某所の観測地へ。

空は快晴で、6等星超まで見える素晴らしい透明度ですが、風が非常に強く、強風というより暴風です。
出現の増加が期待されるのは夜明け直前なので、3時半まで車の中で待機、フロントグラス越しに満天の星空を眺めていたのですが、しし群が頻々と流れます。
母彗星が遠く去り、通常は1時間に10個程度しか出現しないはずなので、この出現数は確かに異常です。

3時半からはいよいよ気合いを入れ、外に寝転がって本格的な観測を開始。
雨上がりの夜空は素晴らしく、メガスターで映し出す星空のように細かい星が無数に見えています。
流星は、やはり頻々と出現。
しし群だけでなく、おうし群もいくつか見られました。
速度が遅く長経路で火の粉を散らす、おうし群の火球も見られ、退屈することがありません。
面白かったのは、隣で観測しているogawa嬢の反応。
暗い流星では、一言「あ!」。
もう少し明るい流星では「ああっ!」
0等よりも明るい流星が出現すると「わあーッ!」
マイナス等級では「キャー!」
声で流星の等級がわかります(笑)。

薄明まで観測しましたが、コンスタントに1時間あたり30~40個のしし群が出現、散在まで含めると1時間あたり50個程度の出現が続きました。
流星数は多かったのですが、明け方に向けて出現が増加する傾向は感じられず、果たして予測通り中央アジアで出現が増加したのかどうかは、今のところ情報も入っておらず不明です。

夜明け直前、低空に輝く金星を見てからしばらく仮眠。
その後は、伊勢神宮を内宮・外宮ともに参拝、さらに川越町にある中部電力の電力館「テラ46」を見学し帰路につきました。

悪天候の予測にもかかわらず、快晴の空の下でそれなりの出現が見られ、伊勢神宮参拝などオプションまでついての(?)意義深い観測行となりました。

他の観測者の結果ですが、悪天候で見られなかった場所が多く、観測できた方の報告では、やはり1時間あたり30~40個程度がコンスタントに出現したようすです。


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コメント

こんにちは。
お世話になります。

私は寝るのを忘れて夜明けまで(というか翌日(18日)も寝てません!)観察してました。明け後に東から土星も観えてきました。双眼鏡で観ることができました。
個数的には10個程でした。また、オリオン座流星も観ることができました。さらに流星痕も数回観ることができ感動的でした。

干場一志

こんにちは。
昨日はお世話になりました。

いやあ、晴れましたね~。晴れ男女最強ペア再び!でした。
ただし、風までは操れませんでした。あの暴風…迫りくる風の音が怖かったよぉ!
時々コンタクトに砂粒が入って、目がうるうるでした(笑)。
気温はそれほど低くなかったのに、あの乱舞のせいで体感温度は少し低かったですね。

しし群、アストロアーツが弱気な予想をしていたからどうなることかと思いきや、
まあまあよく飛んでくれたと思います。
他にもおうし群がみられて、なんとも賑やかな一晩でした。

私の反応、参考になりましたか(笑)?
多分、一番ギャーギャー騒いでいたのは、おうし群の火球ですかね。
しし群は暗くて速いものが多かったので、対照的なおうし座の存在感は凄かったです。

そして、鳥羽の空の暗さも最高でした。
プラネタリウムよりも凄い星空と言うか、見えすぎなくらい見えましたね。
あんなに濃い冬の天の川を見たのは久しぶりです。
また行きたいです。

さて、次はふたご座流星群ですね!
流星群を見るのも慣れてきたので、そろそろちゃんと記録をとりたいです。

干場さん、こんにちは。

寝るのを忘れて・・・。
いいですね。
熱心に観察されていたようすが目に浮かびます。
流星痕、私たちの観測では、3等より明るい流星にはほとんどすべて痕がありました。
春には、土星のシーズンになりますね。

ogawaさん、こんばんは。

晴れましたねー!
読みが完璧に当たりました。
今回は天気の予測に数日前から苦労しましたね。

それにしてもあの風。
シュラフが飛びそうでした。
西側にあった2本の木が、折れそうな音を立ててましたね。
気温、なぜか往きの道中よりも明け方の現地の方が高かったという不思議さ。
緯度が南で海沿いだから、なんでしょうね。

出現数は、まあ以前にこのブログで予想した通りでした。
何となく雰囲気であの程度かなと思っていたのですが当たりました。

反応、概ね流星の明るさに正確で、大変に参考になりましたよ(笑)。
おうし群の2個の火球はなかなかでした。
しし群よりビジュアル的には面白いですよね。

空の暗さ、素晴らしかったですね。
オリオン座をじっと見つめていると、どんどん暗い星が見えてきて、本当にプラネタリウムよりもよく見える!
いっかくじゅう座より南にある天の川が見える場所は案外少ないものです。

ふたご群も条件は最高ですよ。
ぜひ記録を取ってみましょう。
空が暗ければ、1時間あたり100個オーバーも十分、考えられます。
ただ、13/14日、14/15日連続で観測するのは、ちょっと辛いかな。

注目のしし群、明け方の急増が期待されたのですが、早い時刻からある程度の出現が見られ、着実な増加が観測されています。
速報集計を発表していますので、ご覧ください。

ただ、私の観測地(茨城県)ではまったく晴れませんでした。

うちやまさん、こんばんは。

速報集計、拝見させていただきました。
NMS同報も見ていますが、観測できた方は少ないようですね。
私の観測、明日にでも報告させていただきます。
今日はまだ仕事中で、何時までかかるかわからない状態なので・・・(昨日休んだ報いです(笑))。
いわゆる大出現は期待していなかったのですが、あれだけ見えれば満足です。

 さすが、素晴らしい読みで晴天域をスバリあてましたね。

 こちらも、晴れました。でも、3時過ぎまで深い霧の中。気温が下がり、北西のそよ風(木の葉がざわめく程度)が吹くと、すーっと霧が晴れました。

 しし座から下を主に見ていましたから、黄道光の中に流星が次々と飛び込むのを、朝までぼんやり眺めていました。
 これから週末に向けて写真を見て、解析しようと思います。900コマも撮ったから、かなりめげているのですが、・・・・・

 とにもかくにも、晴れて良かった。

Ogimotoさん、こんにちは。

そちらこそ、さすがじゃないですか。
やっぱりOgimotoさんです。

木の葉がざわめく程度の風・・・。
うらやましいです。
こちらは車が揺れるほどの暴風でしたから。

固定で撮ろうかなと思い、カメラも持っていきましたが、あまりの強風で三脚ごと飛んでいってしまうことは確実だったので、眼視観測のみでした。

画像も拝見させていただきました。
けっこう散在も飛んでいるんですね。
おうし群の立派な流星はご覧になりましたか。

どちらも晴れて、良かった良かった!

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