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2009年11月26日

●おうし座流星群

先日のしし座流星群観測の際には、おうし座流星群の流星もいくつか見ることができました。
おうし座流星群は、9月末から11月末までの長期間にわたって活動します。
北群と南群に大別することができ、北群は11月5日頃、南群は11月12日頃が極大とされていますが、シャープな極大ではなく、その頃にやや数が増加するかな、という程度です。
通常の年は1時間あたり5個出現すれば良い方という、ささやかな流星群です。

おうし群は、対地速度が北群で29km/s、南群で27km/sと非常に遅いために、ある意味、見応えがあります。
明るいものは、打ち上げ花火がシュルシュルと上がるときのように火の粉を散らし、色をさまざまに変えながらゆっくり流れてゆきますので、対地速度が71km/sと速く、あっという間に見えなくなってしまうしし群よりも印象が強いかもしれません。
ただし、速度が遅い分、痕を残すことは少なく、ほとんどが痕を残すしし群とは、この点でも対照的です。
ときおり火球を飛ばすことがあり、先日のしし群観測の際に見られた流星も、準火球と言って良い明るいものでした。
流れている最中に「あーっ!まだ見えるぅー!すごいすごい!」と騒いでいる時間がたっぷりあるほど長経路でゆっくりでした。

この流星群に性状がよく似たものとしては、夏に見られるやぎ座流星群があります。
1時間あたり1~2個程度という出現ですが、対地速度が23km/sと遅く、長経路で火球を飛ばすことが共通しています。
ただ、私の経験では両者は色に大きな違いがあるように感じています。
赤っぽい火球が多いおうし群に対して、やぎ群はエメラルドグリーンと言って良い青さの火球が多いのです。
流星物質の組成が違うのかもしれません。
また、やぎ群の方が経路途中で爆発する流星が多いような気もしています。
いずれにしても、おうし群はやぎ群と並んで好きな流星群のひとつです。

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コメント

こんにちは。

対地速度が約30km/sということは、地球の公転速度とほぼ同じですね。
おうし群は、
A「あ、あそこ!」
B「え? …あ、ああー!」
と(笑)、人に教えて気づいてもらう時間のある流星でしたね。
しし群は、
A「あ!」
B「え? …えーん」
でしたが(笑)。

おうし群は、本当に火の玉という感じでした。暖色系の流星。
こないだのしし群の観測も、一応寒かったので、気分だけは暖かくなれました。
はい、寒さを忘れられるような。叫んでいたし。

やぎ群は梅雨が終わったころですね。
観測するときは、今度は蚊の対策をしませんと。
せっかくきれいな色をした流星が優雅に空を翔けても、
かゆくてたまらん、では泣けてきますので。

こんばんは。

そうですね。
たしかに地球の公転速度と同じですね。
遅いと言えば遅いし、めちゃ速いと言えばそうだし(笑)。

おうし群は継続時間が長い分、叫んでいる時間も長かったです。
しし群は一瞬なので、火球が飛んでも「うォーッ!」しか言えませんでしたが、おうし群は、たっぷり叫びを堪能することができました。

やぎ群、7月末から8月中旬がメインです。
ちょうどペルセ群とみずがめ群が活動する時期ですから、3つの流星群を同時に観測することができますよ。
蚊の対策。
虫除けスプレーがいちばん効果的かなぁ。
長袖を着ていても刺されますからねぇ。
やぎ群の火球、本当にすごいですよ。
慣れている私でも叫びまくりですから(笑)。

こんにちは。
いつもお世話になります。
こと群、おうし群、オリオン群やしし群そしてふたご群さらにはこぐま群!
探検家はいつも、珍しい天文現象が起こる度に双眼鏡を片手に調査!?
最近はやたら珍しい現象ばかりで余力を残す暇がありませ〜ん!。
これだから、宇宙探索はおもしろいんですよね。

干場 一志

干場さん、こんにちは。
流星群も年間にたくさん活動していますから、がんばって見て下さいね。

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