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2009年12月06日

●伝統的日本建築の美しさ

昨日は、一宮市尾西歴史民俗資料館別館となっている旧林家の見学に行きました。
しばらく前にも訪れたのですが、その際はちょうど紅葉まつりの最中で人がたくさんいたために、家屋内部を見学することができなかったのです。

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旧林家は、美濃路の起宿(おこしじゅく)の脇本陣です。
江戸時代の伝統的な町屋建築の様式を伝える住宅で、玄関、母屋と裏座敷で構成されています。
外回りは建築当時の古いガラスを使った戸で囲んであり、廊下を歩けば、ガラス越しに見事な日本庭園を望むことができます。

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雨のせいか訪れる人もごく少なく、案内してくれたogawa嬢と二人、しんと静まり返った畳に座り、濡れた日本庭園を眺めていると本当に心が落ち着きました。
庭園の紅葉は終わりかけでしたが、雨に打たれた真っ赤な葉がちらちらと緑の苔の上に落ち、美しいコントラストを見せていました。
庭には水琴窟が2箇所に作られており、水を滴らせてみると、澄んだ美しい音が聴こえました。

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洋風の住宅が増える昨今ですが、やはり日本の風土には、木と紙で作られ、四季折々の自然を愛でることができる庭をしつらえた伝統的日本建築がいちばん合っている気がします。
娘も日本建築が好きなので、機会を見てもういちど娘同伴で訪れたいと思っています。

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コメント

こんにちは。
お世話になります。

よかった!畳の部屋が落ち着く空間。と思うの私だけじゃなかった!

今の伝統は、以前には当たり前に有った物が次世代化が進み数点程になってしまたものばかりです。
それに、伝統芸術を受け継いでいる方々も確実に減少しています。

近代化を進めるのも、こういった所も考慮していってもらいたいものですね。

干場 一志

干場さん、こんにちは。

何でもアメリカを見習っていた日本ですが、最近になってようやく自国の文化を見直そうという動きが見え始めています。
失ってはならないものを、もう一度見つめ直したいですね。

こんにちは。

緑色の苔に真っ赤なもみじが落ちる様子、美しかったですね。
旧林家の中にノートがあって、感想などを書き込めるようになっていたの、
覚えていますか?
けっこうたくさんの人が、書いていたのが、
「ここに住みたい」
でしたね。

多分、こういうことを書くのは、掃除をしない子どもか男性かで、
おそらく主婦は余りいないんじゃないかな。
ウチも旧林家に似ているところがあるので、
手入れの苦労やなんかを想像してしまい、
単純に「落ち着く」とか「住みたい」とか言えないです。
いかんねー、夢を壊すようなことを言って(笑)。
でも、現実は掃除ばかりしていなければならないものです。
あれを維持しようと思うと。

苔に落ちたもみじも、木から離れた瞬間はまだ綺麗ですが、
そのうち掃除しないと、ただの汚い枯れ葉同然になってしまいます。
来る日も来る日も掃除しているあのおばちゃんたちがいるから、
緑色の苔に真っ赤なもみじが落ちる様子をみて、美しいと思えるのです。

ogawaさん、こんにちは。

「ここに住みたい」という書き込み、けっこうありましたね。
あの静謐で美しい空間を維持するには、それに見合うメンテナンスを継続しなければならないのは当然で、仰るとおりだと思います。
住みたいとか落ち着くとかといった感想は、私も含めて、たまさかに旧林家を訪れた人の、日常を離れた無邪気で無責任な感想なのでしょう。
ディズニーランドに行った人が、かりそめの夢を見るのと同じようなものですね。
ただ、そうした無邪気な感想は、旧林家のたたずまいが、それだけその人の心の琴線に触れたからこそ述べられたのでしょうから、それはそれで大切にしたいと思います。

それにしても、あのおばちゃんたちは本当に大変ですね。
あれだけの家と庭を、それこそ「住みたい!」と訪れる人に思わせるほど綺麗に掃除し、維持しているのですから。
あの方たちの苦労があるからこそ、あのたたずまいが保たれているわけで、そう考えると単純に喜んだり感心しているだけではいけませんね。
おばちゃんたちと、旧林家を管理している一宮市に感謝です。

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