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2010年03月10日

●鉄道の企画展を準備中

年度末で恐ろしく多忙な事務仕事の間隙を縫って、3月19日(金)から始まる企画展「ありし日の名鉄揖斐・谷汲線」の展示準備を行っています。

新岐阜駅から岐阜市内の路面電車区間を経て、揖斐川町内の本揖斐駅(揖斐線)・谷汲駅(谷汲線)を結んでいた電車は、どちらも大正時代からの歴史を有する鉄道でした。
1990年代より名鉄全体の収支が悪化する中で不採算路線整理の対象となり、揖斐線の黒野~本揖斐間および谷汲線の黒野~谷汲間が2001年9月に、残る岐阜市内線および忠節~黒野間の揖斐線残存区間も、2005年4月で廃線となってしまいました。
揖斐川町をはじめ沿線市町の利用者にとっては、岐阜市まで一本で行ける公共交通機関として好評でしたし、乗客もさほど少なかったわけではなかったので、廃止は大変に残念な選択でした。

kurono03.JPG

揖斐・谷汲線は、路面区間に乗り入れるために車体が小さいことが大きな特長でした。
レトロな車両が多く、大正時代か昭和の初期にタイムスリップしたようで、乗っているだけでワクワクできる鉄道でした。
谷汲線の終着駅である谷汲駅は、西国33札所の結願の寺である谷汲山華厳寺への参詣駅として賑わい、根尾川の清流に沿ってゴトゴト走るようすは、乗って良し、見ても良しの味わいのある姿でした。
私はちょっと暇ができると、なにも用事がないのにわざわざ揖斐線や谷汲線に乗りに出かけたものです。

今回の展示では、懐かしい両線の歴史やたたずまいを写真や絵画、さまざまな資料でたどりながら、ありし日の小さな鉄道を回顧します。
意外なほど資料が集まらず苦労しましたが、何とか形にできそうになってきました。
また展示が整ったらご案内します。
歴史民俗、美術系とはまた違った展示を、ぜひご観覧にお越しいただければと思います。

写真:黒野駅で並ぶ新岐阜行きと本揖斐行き電車

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コメント

こんにちは。
お世話になります。

路面電車!通称ちんちん電車。今では1人一台自動車をもつ時代になってしまい、私も今ではちんちん電車はおろか在来線JRやバスは全く利用しなくなってしまいました。
銀河超特急999号はよく利用しますが...!?

干場一志

こんにちは。
私は、温暖化防止のためにも、できるだけ公共交通を使うようにしています。
名鉄揖斐・谷汲線もよく乗りましたし、養老鉄道もけっこう乗ります。

 鉄の私ですが、名鉄はあまり縁がなかったので乗りませんでしたが岐阜市内線の終わりの頃には撮影には行きました。
 木造の車両が見れると嬉しかったものです。

 企画展は養老鉄道のサイクルトレインを利用してぜひ見に行かせていただこうと考えています。楽しみにしていますね。

こんばんは。

廃線になる前に、慌てて乗った乗った!
懐かしいです。ぜひ拝見させていただきたいと思います。

名鉄は、かつてのようなおいしい路線は少なくなりましたね。
でも私鉄らしい個性はものすごくあると思います。
普段私は、安くて早くて通勤向けのJRに乗っていて、
たまにJRがトラブって名鉄へ振替輸送になると、ちょっと嬉しいです(笑)。
名鉄に乗っていると、「新しくて懐かしくて地域を感じる」から。
名鉄のいいところ、残しつつ未来へ前進していってほしいです。

木村さん、こんにちは。

養老鉄道のサイクルトレイン、けっこう利用者がありますよ。
ぜひ愛車とともにお越し下さいませ。

木村さんは名鉄にはあまり乗らなかったんですね。
私も東京在住中は名鉄にまったく縁がありませんでしたが、こちらへ移住してハマりました。
ローカル線も幹線も、JRにはない個性があってとても楽しいです。

Ogawaさん、こんにちは。

名鉄のローカル線、私も廃止前にみんな乗りました。
美濃町線美濃駅、八百津線御嵩駅、三河線碧南駅、竹鼻線大須駅など、懐かしいな。
「新しくて懐かしくて地域を感じる」。
その通りですね。
JRも、昔はローカル線がたくさんあってそれぞれ個性がありましたが、路線廃止が相次ぐ中で次第に画一的になってしまいました。
名鉄は車両もさまざまだし、ダイヤは複雑だし、名古屋駅からして個性的だし、とても魅力的です。
速さと便利さと安全は交通機関の使命ですが、これからは個性と地域密着も付加して、より魅力を高めていってほしいですね。
展示、見に来て下さい。

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