2010年07月08日

●部屋長、めそめそ

めそめそは、ウチではいちばん新顔のメス猫です。
1年前に、子猫3匹を連れてやってきました。
その頃は、ちび猫の世話と野良暮らしにやつれていたためか、いつも半分、泣いているような顔をしていましたから、めそめそという名前がついたわけですが、ウチの一員となり、住まいも食事も与えられるようになってからは、俄然、美猫に変わってきました。

頭はいいし、いたずらはしないし、美人だし、欠点のないいい子なのですが、最近、ようすがまた変わってきました。
迫力が出てきたのです。
常に猫部屋の中を睥睨し、虎か豹のように悠揚迫らざる態度で歩き回ります。
歯向かったり気に入らないことをする猫には、容赦なく猫パンチを浴びせかけます。
もともと気の弱いオス猫のルーンやくしちゃんは、切れ長の目で睨みつけられるだけで縮み上がっています。
ビビさんは別として、ウチの猫はどれも、気はいいのですが頭の方は少々足らなかったり、くろのように鬱病だったりと、美人で賢いめそめそから見ると、まことに不甲斐なく情けなく見えてしまうのでしょう。

heyacyou01.JPG

人間でもそうですが、ドスのきいた美人というのは何とも怖いものです。
姐御というべきか、女牢名主と言うべきか、いずれにしても、めそめその一挙手一投足に他の猫たちはビクビクしています。
もちろん、何の理由もなくいじめるわけではありませんから、そんなに怯えないでも、と思うのですが、そこがウチの猫たち、特にオス猫たちの情けないところで、めそめその視線に緊張するあまり、しなくてもいいヘマをしでかして、パンチを喰らったり威嚇されたりしています。

猫は群れて生活しない生き物ですが、猫部屋のように狭い場所に住んでいると、おのずと部屋長というべきリーダーが現れます。
めそめそが来る前は、マーブルという猫がリーダーでした。
マーブルもメス猫で、体は小さいながら敏捷・頭も良く、他の猫たちを完全に支配下に置いていました。
残念ながらマーブルは死んでしまいましたが、メスの方が強く賢いというのが、猫の世界の常識のようです。

え?人間の世界も同じ?
そうですね。
私も我が身を振り返って、女性には勝てないなあといつも思います。