2010年08月01日

●10P/Tempel2が明るい

5.4年ほどで太陽を回っている周期彗星である10P/Tempel第2彗星が明るくなっています。
7月23日の明け方に15cm双眼鏡×25で観測したところでは、全光度8.5等、視直径6′、やや西に偏心しているコマを持つ拡散した大きなイメージでした。
位置は、みずがめ座とうお座の間あたり、木星が近くにいますので見当がつけやすいことと思います。
周囲には銀河がたくさんありますが、いずれも暗いものなので、間違えることはないでしょう。
この彗星は、現在が最も明るく、位置的にも見やすくなっています。
これからはゆっくりと減光していきますが、今後もかなり長期間、10cm程度の望遠鏡で観測が可能と思いますので、周期彗星をまだ見たことがないという方はぜひ観測をお勧めします。
次回は写真を撮ってお見せしたいと思っていますが、しばらくは月明の影響が・・・。

なお、この彗星にはごく最近、宮城県の遊佐徹さんがダストトレイルを検出しています。
ダストトレイルは、ごく大雑把に言えば、彗星が軌道上にばらまいたチリの帯です。
あれ、この言い方、どこかで聞いたことが・・・。
そう、流星群として見える流星物質の元になっているダストのことです。
これまでコプフ彗星で検出されており、今回の検出は2例目です。