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2010年08月22日

●「夜の資料館探検と月の観察会」を開催しました

8月20日(金)、勤務先の揖斐川歴史民俗資料館で「夜の資料館探検と月の観察会」というイベントを実施しました。
通常、資料館や博物館などを観覧していただくのは昼間ですが、今回の企画は、夜間に館内の照明をすべて消灯し、真っ暗な中で持参の懐中電灯でひとつずつ展示を見ながら、配布されたクイズの答えを展示の中から探し出すというものです。
そんな夜中の資料館内探検が終わったら、駐車場に並べた天体望遠鏡で月齢10の月を観察しようという欲張った企画で、親子連れ20名の参加者が集まりました。

当日の天候は、曇り時々晴れ。
夕方まではけっこう晴れていて、月が見えるかと期待しましたが、イベント開始時刻になると急速に曇ってきて、月を見ることができたのは参加者の3分の1程度でした。

22siryoukantanken.JPG

というわけで、月の観察会は残念な結果に終わりましたが、夜の資料館内探検の方は大盛況。
親子で真っ暗な資料館の中をあちこち歩き回り、クイズの答えを探し出すたびに歓声が上がっていました。

なぜ、わざわざ夜の資料館内を見せるの?と疑問に思う方もいるかもしれません。
夜間の博物館施設は薄気味悪いものです。
しんと静まり返った中に古い資料が並んでいて・・・。
「ああ、お化け屋敷的な効果を狙っているのね」
そう思った方は、半分、正解です。
教育施設といえども、やはり楽しく興味を持たせるイベント性は不可欠です。
でも、本当はもうひとつ理由があるのです。
暗い館内を、懐中電灯でクイズの答えを探しながら歩き回ることによって、普段なら何気なく見過ごしてしまう展示や解説をじっくり見ていただける効果を狙っています。
プラス、親子で協同して答えを探し出すことによって、家族のつながりが深まれば、それも大いに良いことです。

そんな理由から企画したこのイベント、最後は参加した子供たち全員に「探検・観察博士認定証」が館長より授与され、楽しく終了することができました。

残念だったのは月があまり見られなかったこと。
これについては、秋に天体観察会を再度、開催することとなりました。
次回は月だけでなく、他の天体も見てもらおうと思っています。
学芸員は、展示だけではなくて、いろいろと企画も行わなければならないんですよ。

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