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2010年08月31日

●アルネ君に続いて・・・

アルネ君が亡くなってから、ビビさんのようすがおかしくなりました。
亡くなった次の晩、大雨の中をふらりと外に出て行って、一晩、帰ってきませんでした。
これまで夜になっても帰らなかったことなど一度もなかったので心配で、あちこち探し回りましたが、どこにもいませんでした。
結局、またふらりと戻ってきましたが、その後もずっとアルネ君が住んでいたケージの前に座り、何度もケージ内を確かめるようなそぶりをしたり、アルネ君を医者に連れて行くときなどに使うキャリーの中に入って眠ってみたり、アルネ君のお墓の前にずっと座りこんでいたりと、奇妙な行動が目立つようになりました。

kuro10.JPG

ビビさんも心配でしたが、アルネ君が亡くなる前後から、猫部屋の住人の一人、やはり藤橋から移住してきたくろも、おかしくなりました。
くろはずっと鬱病で、食欲もなく、鳴くこともほとんどなかったのですが、それが独り言?をぶつぶつ呟くようになったのです。
小さな声で「にゃ、にゃ、にゃ」と、ずっと鳴き続けています。
少し鬱病が良くなったのかなと思っていたのですが、やがてごはんを食べなくなりました。
しきりに猫部屋の外に出たがり、出してやってもどこへ行くでもなく、ごはんを食べたそうなそぶりはするものの、大好きだったはずの魚や肉を与えても、匂いを嗅ぐだけで口をつけません。

ごはんを食べませんから、当然、痩せてきます。
もともと食が細く、ガリガリだったのがますます痩せてしまい、それでも独り言を呟きながら歩き回っていましたが、ある日、とうとう横になってしまいました。あとは衰弱する一方です。

最後の日、娘が猫部屋へ行くと、くろは部屋の隅で横になっていたそうです。
名前を呼ぶと、目を開けて答えようとするのですが、声がもう出ず、しばらくしてもう一度猫部屋へ入ると、亡くなっていたとのことでした。
くろも8年間、生きました。
鬱病、尿路疾患と、生きている間のほとんどが病気でしたが、それでも大好きだったogawa嬢の膝に乗っているときには、いかにも幸福そうな表情を浮かべていました。

ほんの半月ほどの間に、アルネ君に続いてくろが逝ってしまいました。
くろの遺体は、母猫のマーブルの傍に葬ってやりたかったのですが、たくさんの動物が埋まっている庭にはもう掘る場所がなく、仕方なく町の葬儀場で火葬にしてもらいました。

そうこうするうち、ビビさんのようすがますますおかしくなってきました。
何年間生きているのかわかりませんが、恐ろしく長寿であることは確かな上に、人語を解し、妖しげな術まで使うビビさんが、アルネ君の死を境にして、体力、妖力ともに、急激な衰えを見せ始めたのです。


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