2010年10月01日

●カマキリが好き

子供の頃から「星博士」とか「天文博士」と呼ばれてきました。
でも、それって小学校5年生頃からのことなんです。
それまでは「虫博士」と呼ばれていました。
昆虫が好きだったんですね。
なかでもカマキリが大好きでした。というより今も大好きで、秋の休日など、今でも近くの野原にカマキリ観察によく行きます。

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今日は、たまたま代休だったので、家のすぐ裏手の湿地公園にカマキリを探しに行きました。
カマキリやバッタなどは、10月から11月初旬が観察のシーズンなのです。
いましたいました、カマキリ(チョウセンカマキリともいいます)や、もっと大型のオオカマキリ。
茶色くて小さいコカマキリは、もう少し秋が更けた頃が見つけやすくなります。
カマキリが好きと言うと、昆虫好きの人からも変わってるねと言われます。
昆虫好きが好むのは、チョウ類と、カブトムシやクワガタムシといった甲虫類が多いからです。
カマキリのどこが好きかというと、あの精悍でシャープな印象かなあ。
生きた虫を食べるので残酷なように思われますが、カマキリをはじめとした肉食の昆虫がいるからこそ、さまざまな害虫が適度に淘汰され、生態系のバランスが保たれているのです。

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先日は、職場の駐車場でヒメカマキリを見つけて一人、喜んでいました。
ヒメカマキリは小型のカマキリで、山間部に多く住んでいます。
とはいっても生息数は少なく、貴重な種類です。
また、関東にはほとんど生息しておらず、東京育ちの私にとって憧れのカマキリでした。

次の探索では、ハラビロカマキリが見たいなあ。
ヒメカマキリほど希少ではないものの、なかなか見つからない種類です。

カマキリを嫌いな人は多くても、好きな人ってこれまで会ったことがありません。
もし読者の方で「私もカマキリが好き!」という人がいたらコメント下さいね!

2010年10月03日

●奇跡的に晴れた「木星と秋の星座観察会」

10月2日(土)は、私が勤務する揖斐川歴史民俗資料館主催の「木星と秋の星座観察会」でした。
住民の方からの要望で開催が決まったこの催し、30名ほどの申し込みがあり、楽しみにされていた方も多かったのですが、当日の天気予報は「晴れのち曇り」。
朝から雲が多く、天気図を見ても遅い時間帯になるほど雲量が増加するのが当然、というお天気です。
それならば完全に曇ってしまえば星のお話だけで済むのですが、夕方になっても青空の方が雲よりも多い程度の天候。
一応、星見会を開催することとし、曇ったときのためにお話用の各種小道具(レンズや反射鏡、小型望遠鏡など)と、パソコンに夏から秋の天体画像を用意して、プロジェクターで映せるよう準備もしておきました。

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開始は19時。
続々と参加者がやってきます。
空の方は雲量7ほど。
ogawa嬢によるレーザーポインターを使っての星座案内の後、4台の天体望遠鏡を使用して観望を開始しました。
機材は、Tさんの15cm反射赤道儀、ogawa嬢の25cmドブソニアン、それから私の20cm反射赤道儀、15cm双眼鏡です。
メインディッシュの木星は東天の雲の中。
雲間から見える天体を何とか見ているうち、19時30分過ぎから雲が切れ始め、またたく間に快晴となりました。
奇跡的な晴天の下、木星をはじめ、アルビレオやミザールといった二重星、ペルセウス座の二重星団、アンドロメダ銀河、球状星団などを次々と観望、レーザーポインターによる星座案内も改めて行い、雲が多かった先ほどよりも、参加者の皆さんに、はっきりと星や星座をわかってもらえました。
折からの快晴に誘われて、飛び入りの参加者も続々。
結局、40名ほどが秋の星空を楽しむことができました。

奇跡的な快晴は終了時刻の21時まで続きました。
きっと、参加者の熱意が夜空に届いたのでしょう。
参加していただいた皆さん、そして望遠鏡を持参・操作していただいたお二人、ありがとうございました。
「また開催して」という要望もたくさんいただいたので、今度は冬に行いたいと思っています。

2010年10月05日

●さようなら、くしちゃん

辛い話題です。
・・・くしちゃんが死にました。
先日、くしちゃんが不調であることはこのブログでお伝えしましたが、まさかこんなに早く死んでしまうとは・・・。

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くしちゃんは8歳。
先に死んだ、うさぎのアルネ君(9歳)、白黒猫のビビさん(年齢不詳)、黒猫のくろ(8歳)と同じく、東京から移住した旧藤橋村在住時代からいっしょに暮らしていた大切な家族です。
アルネ君やビビさんに比べると、ちょっとお馬鹿さんでしたが、とても人なつこく、私の姿を見るとすぐに抱きついてくるすごく可愛い子でした。
とても元気で、これまで病気したことがなかったのですが、10日ほど前から急に吐くようになり、医者に連れて行ったところ、そのまま入院となってしまいました。
さまざまな検査や治療を行ったのですが、病名もわからないまま、昨日の朝、病院で息を引き取りました。
我が家では相次いで4匹の家族を失ったことになり、一時は10匹以上の動物がいたことを考えると火が消えたような寂しさです。

くしちゃんが死んで、藤橋時代から飼っていた動物はいなくなりました。
東京から思い切って移住した旧藤橋村での生活は大変でしたが、それだけに人生のなかで忘れることのできない時期でした。
そんな藤橋で、さまざまな理由で家族の一員となった動物たちにも、それぞれ忘れられない思い出や思い入れがあります。
くしちゃんの死で、我が家の藤橋時代が終わりました。
生きる者はなべていずれは喪われる運命にあり、人生は変転流転を繰り返すということはわかってはいるものの、愛してきた者たちがこうも続けざまに死んでしまうと、さすがに諸行無常を感じます。

くしちゃんの疑いを知らないつぶらな瞳や柔らかな毛並み、いつも私に飛びついてきて幸せそうに抱かれていた姿を思い出すと、さすがに辛いです。

とはいえ、我が家で過ごした歳月は、くしちゃんにとって、あるいは先に逝った全ての生き物たちにとって、幸せだったと私は信じています。
今、我が家に残っている4匹の猫たちにも、いずれは寿命が来るのでしょうが、それまでは楽しく幸せに暮らさせてあげたいと思います。

2010年10月07日

●話題の103P(ハートレイ第2彗星)を観測

今月末から来月にかけて最大で4等になることが期待されている103P/Hartley第2彗星を、4日の晩に揖斐高原で観測しました。
現在、カシオペヤ座のWに近く、見つけやすい位置にあります。

この日は、夕方から急に晴れたので期待していたのですが、現地に着いてみると、ある程度は予想していたことながら猛烈な霧。
あきらめて帰ろうかと思ったのですが、しばらく待機していると晴れてきました。
15cm双眼鏡を予報位置に向けると・・・ありました。
でも暗い!
透明度があまり優れずコマの淡い部分が見えないせいもありますが、全光度8等、視直径8′と目測しました。
小さな中央集光の周囲を、広く拡散したコマが覆っている感じです。
尾も見えません。
透明度が悪いとは言っても、天の川がよく見える程度の条件ですから、それほど影響はないと思うのですが、何度見ても暗いのです。

海外では5等台で肉眼で見えたという報告もあり、なんとも信じられない思いですが、コマが相当拡散していて、非常に好条件の場所であれば、肉眼の方が望遠鏡よりも明るく見えるのかもしれません。

この晩は、彗星が次第に移動し、やがて近くの恒星に重なって離れていくようすがわかりました。
昨夜、一昨夜は雲が多く観測に行けませんでしたので、次回の観測時には、明るくなっていることを期待したいところです。
雨あがりだったので夜露が多く、最後は双眼鏡の対物レンズまで結露してしまいました。

2010年10月08日

●7日のHartley第2彗星

103P/Hartley2彗星、7日の晩にも揖斐高原で観測しました。
4日に見た際は予想よりも暗くてがっかりしましたが、7日には光度7等、視直径10′と明るくなっていました。
これは、実際に彗星が明るくなったというよりは、透明度の差が大きいと思われます。
7日も透明度は良いとは言えませんでしたが、4日よりはだいぶ良かったので、淡いコマの部分が良く見えたのでしょう。
雰囲気的には、M33を淡く小さくして、もう少し中央集光させた感じです。
このように拡散した彗星は、明るい光学系で見ることが重要で、その意味ではスペインの観測者が肉眼で観測した(5等台後半・視直径45′)というのは、最高の空の下で見たとすればうなずける話です。
記憶に新しいところでは、ホームズ彗星が後半、広く拡散した際には、望遠鏡では何も見えないにもかかわらず、肉眼では薄い雲のようにしっかり見えていたという事実があります。
でも、尾が見えないのは相変わらず。
これから月が明るくなってきますが、次回、月明かりのない時期にはもっと明るくなって立派な尾も見せてほしいものです。

2010年10月09日

●みんな風邪引き・・・

ようやく収まってきましたが、しばらく前まで我が家では風邪が蔓延していました。
人間ではありません。
猫たちにです。
このところ、立て続けに猫が亡くなってしまい、今は4匹が残っているだけですが、その中でまず風邪を引いたのが、めそめそでした。
くしゃみと鼻水が主な症状で、さっそく病院に連れて行きました。
薬を処方され、やれやれと思ったら、めそめそが猫部屋に入りこんでしまいました。
久しぶりの猫部屋、めそめそも懐かしかったのか、他の猫としきりに挨拶を交わしています。
猫同士の挨拶は、舐め合ったり、鼻を押しつけあったりですから、風邪が伝染らないはずはありません。
二日後には、猫部屋のルーン、くろっぴ、おちびの三匹は、立派な風邪引きさんになってしまいました。

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ルーンとくろっぴは薬を与えて、間もなく快方に向かったのですが、いちばん悪化したのが、おちびです。
おちびはよほど嫌いなのか、頑として薬を飲みません。
無理矢理、口の奥に入れても吐きだしてしまいます。
症状は、くしゃみ、鼻水、食欲不振、そして猛烈な涙目。
とにかく涙が止まらないらしく、いつ見ても目がうるうるです。
風邪を引いてからすでに一週間が経ちますが、他の3匹はほぼ良くなったにもかかわらず、おちびだけはまだ、うるうるのまま。
いつもはガツガツ食べる餌もごく小食、食べる量がこのままなら、かなり肥満気味のおちびもスリムになりそうです。
まあ、風邪が治ってくれないと困るので、いつまでも小食ではいけないのですが・・・。
くろっぴとおちびは、大の医者嫌い。
今のところは風邪ぐらいで済んでいるものの、そのうちもっと重い病気になったときには、医者に連れて行くのも投薬するのも厄介だろうなあ。

写真:おちび(風邪を引く前で元気な頃です)

2010年10月12日

●ミラとHartley第2彗星

10日は宿直でした。
平野部は晴れていたものの、宿直先の藤橋は雨。
車には15cm双眼鏡が積んであるのですが、今夜は使う機会はないかなと思っていたところ、真夜中になって晴れてきました。
ところどころ雲はありますが、天の川が微星に分かれて見えるような透明度です。
早速、15cm双眼鏡を組み立て、Hartley第2彗星を観測。
二重星団から、ややペルセウス座α星よりにすぐに見つかりました。
空が暗く透明度が良いので良く見えます。
光度6.7等、視直径15′、DC(拡散の度合い)=4と観測しました。
かなり拡散しているので、少しでも空が明るかったり透明度が悪いと、途端に見づらくなってしまいます。

その後、ふと思いついて、極大時期を迎えている、くじら座の変光星ミラを見ました。
変光星の代名詞として有名なこの星、10等から最大2等まで明るさが変わります。
脈動変光星といって、星そのものの大きさが変化することにより明るさが変わるのです。
正確に目測したわけではありませんが、3等に近い2等台後半という感じでした。

宿直中のため、ほんのわずかの星見でしたが、藤橋の美しい夜空を堪能したひとときでした。
Hartley第2彗星は、これから明るさを増してゆきますが、月齢も大きくなっていきます。
次の晴天時には、ぜひ皆さん、見て下さい。
空さえ暗ければ、7倍50mm程度の双眼鏡でもよく見えますよ。

2010年10月15日

●残念!曇りの星見会

昨夜は、池田町八幡小学校4年生を対象の星見会でした。
子どもたちは80人いましたから、私一人では対応できません。
このブログでもおなじみの、おおのさんとogawa嬢が望遠鏡持参で来てくれました。

学校の近くの公民館で行ったのですが、天気は残念ながら曇り。
公民館内でお話をすることとし、はじめに私がプロジェクターで画像を投影しながら、星の動きや太陽系の天体、今の時期に見える星座などについて話しました。
次いで、おおのさんが、星までの距離や到達時間などについて話し、最後はogawa嬢が天体望遠鏡の構造について話してくれました。
写真は、一人ずつ望遠鏡を覗いて、肉眼とは逆さまの像が見えることを体験しているところです。

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星は見えませんでしたが、子どもたちからは活発な質問が飛び交い、喜んでもらえたようでした。

星見会では、晴れればラクですが、曇雨天時にどのような「芸」をするかがいちばん難しいところです。
興味を持続させながら、楽しく易しく天文学の解説をしなければなりません。
あちこちの天文施設などで、ときどき、ひどく難しい話しをつまらない話し方で解説している人を見かけますが、そんな人の話を聞かなければならない聴衆はかわいそうですし、天文学への興味を失わせてしまいます。
人前で話をしようと思うならば、天文の知識はもちろん、話術も磨いておかなくてはいけないのですね。

2010年10月16日

●嬉しい秋の日

秋たけなわの今日、職場で嬉しいことがありました。
とはいっても仕事が上手くいったとか上司に褒められたというわけではありません。
駐車場でハラビロカマキリを2匹とオオカマキリを1匹、見つけたのです。
さらに産んだばかりのハラビロカマキリの卵まで。

私がカマキリを好きなことはしばらく前に書きました。
私の職場は山が近いので、さまざまな昆虫や鳥が見られます。
とはいえ、先日見たヒメカマキリほど珍しくはないものの、見つけるチャンスの少ないハラビロカマキリを2匹も見てしまうなんて、なかなかないことです。

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ハラビロカマキリは、その名のとおり他のカマキリに比べて体全体が幅広いのが特徴です。
体色は緑が多いですが、他のカマキリに比べると明るく鮮やかな緑色をしています。
また、写真でもわかるとおり、羽に白い紋があるのも特徴です。
ハラビロカマキリの卵も貴重です。
来年の初夏には孵化しますので楽しみです。

カマキリのように肉食の虫が多いということは、そのエリアの昆虫類が豊富=自然が豊かなことを意味しています。
虫というと、いたずらに怖がったり気味悪がったりする人もいますが、人類も地球の生き物の一種ですから、昆虫も住めないような場所は、人類にとっても決して良い環境ではありません。

これから11月中頃までは、皆さんもあちこちでカマキリやバッタなどの昆虫を見かける機会が増えると思います。
見かけたら捕まえたり殺したりせず、静かに見守ってあげて下さい。
そして、彼らの住みやすい環境を後生に残す努力をして下さい。
昆虫も鳥も動物も、生きとし生けるもの全ては皆、地球の大切な仲間なのですから。

2010年10月19日

●30年ぶりの木星

9月に勤務先で開催した「木星と秋の星座観察会」。
予想外の好天に恵まれ、たくさんの参加者があり好評でした。
この観望会の開催を提唱されたのは、揖斐川町内に住むTさんです。
工作が得意で、現在は木工サークルのメンバーとして揖斐川歴史民俗資料館を利用して下さっていますが、昔は大の天文ファンだったそうです。
私が資料館勤務となり、何かと星の話をする機会が多くなって、天文熱が再燃したらしく、30年前に使用していたという15cm反射望遠鏡を資料館に持参され、ぜひその望遠鏡を使用してたくさんの人に星を見せたいという抱負を語られたのが、今回の観察会開催のきっかけです。

その望遠鏡は、古い天文ファンならご存知の方が多いと思います。
ミザールというメーカーの望遠鏡で「CX-150」といいます。
ああ、あれね。
そう思われたベテラン天文ファンも多いかもしれません。
口径15cm、当時としては初めてのカタディオプトリク式を採用した珍しい望遠鏡です。
補正レンズを使用して、反射望遠鏡の性能を活かしながら欠点を補うという、補正光学系と呼ばれるタイプです。

昔はその望遠鏡を使って、大いに星を見、天体写真も撮っていたTさんですが、その後多忙となり、他に興味が移ったこともあって、ずっと放置してあったそうです。
反射鏡はメッキが剥げかかり、光軸も狂っていましたが、Tさんと二人、できるだけ調整をし直して観望会当日に臨みました。
高齢のTさんは、目の調子が悪いとのことでやや苦労されていましたが、やがて木星を視野にとらえ、参加者に見せ始めました。
往年の知識も披露されます。
木星の大きさ、ガリレオ衛星の話などなど、子どもたちを前に30年前の愛機を操作し、解説をするTさんはとても楽しそうでした。

そう、この望遠鏡が星に向けられたのは、30年ぶりのことなのです。
Tさんも楽しそうでしたが、私は望遠鏡も嬉しかっただろうなと思いながら見ていました。
天体望遠鏡は、そのレンズに星を映してこそ生きる機械です。
「光軸ももう少し追いこまなきゃ。再メッキもしなくちゃなあ」
そう言うTさんの瞳は少年のように輝いていました。
30年ぶりに星を映し出した望遠鏡。
望遠鏡も、それを操作するTさんも、木星の縞や衛星に感嘆の声を上げる参加者も、誰もが嬉しい観望会でした。

冬までには望遠鏡の整備を終えて、また観望会をやりたいとTさんは言っています。
Tさんのためにも、そしてその愛機のためにも、ぜひ冬の澄んだ星空を、みんなでいっしょに見上げる機会を、また作りたいと思っています。

2010年10月21日

●かわいいめそめそ

めそめそが、かわいいです。
僕が仕事から帰るなり出迎えに出てきます。
食事をしていると、膝の上に乗ってきます。
寝るときは、布団に乗ってきて、喉をゴロゴロ言わせながら、僕の顔をじっと見つめています。
それから顔の間近まで寄ってきて、僕の顔や手を舐めはじめます。
旅行などでしばらく家を留守にしていると、ずっと舐め続けていて、なかなか眠らせてくれません。
僕が眠っているときは、めそめそも布団の足もとの方で眠っています。
ふつう猫は、丸まったり横になって足を投げ出して眠りますが、めそめそはなぜか上を向いて寝ています。
人間のようです。

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夜中に僕が起き出すと、めそめそも起きます。
トイレに行ったりするときは大人しく布団の上で待っていますが、観測に出かけるときには玄関まで降りてきます。
鳴き声は甲高くて、子猫のようです。
僕に抱きついているときは、本当に幸せそうに喉を鳴らし目を細めています。
こんな、かわいく賢いめそめそですが、唯一の欠点は、抱きついてくるときに爪を立てること。
おかげで僕の腕や胸は爪の跡でいっぱいです。

写真:足を舐めているめそめそ

2010年10月23日

●特別企画展「揖斐の町と揖斐まつり」開催

昨日22日は、私が勤務する揖斐川歴史民俗資料館が年に一回開催する特別企画展のオープニング式典でした。
町長や県会議員さんなどによるテープカットが行われ、その後、展示が公開されました。

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今回の特別企画展は「揖斐の町と揖斐まつり」というタイトルです。
私の勤務する揖斐川町は、縄文時代から多くの人が住み、口分田の跡も残る古い集落です。
揖斐川が山から平野部に出てくる位置にあるため、昔から揖斐川上流と名古屋・桑名間の舟運の拠点として栄えてきました。
揖斐川町ではまた、記録に残るだけで300年前から、町内の三輪神社の例祭として「揖斐まつり」が開催されており、毎年5月初旬に行われる祭りには、西濃一帯から4~5万人の参詣者が訪れます。

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展示では、揖斐の町の発祥と発展を古い写真や絵図を元に紹介し、300年余にわたって開催されてきた揖斐祭りの姿を、三輪神社から借用してきたいにしえを物語る貴重な資料を使って紹介しています。
大河が平野に注ぐ山ふところの町として発展してきた揖斐川町と、豪華絢爛で華やかな祭りのようすをぜひご観覧いただければと思います。

今回の展示は、2年前から準備を重ねてきました。
揖斐祭りも、昨年、今年と、本番だけでなく子供歌舞伎の練習や普段は公開されない夜間の神事などにも参加してきましたので、机上の知識だけではなく身に付いた体験によって、とても良い展示ができたと思っています。
期間は、12月19日(日)までです。
ぜひ、多くの方にご観覧いただければと思います。

揖斐川歴史民俗資料館
岐阜県揖斐郡揖斐川町上南方901番地5
電話 0585-22-5373
休館日 毎週月曜日

2010年10月25日

●なぜ海が見たいのだろう

海が好きです。
『なぜ海が見たいのだろう。もう若くもないのに』とは、正やん(伊勢正三)の歌詞の一節ですが、若い頃は若い頃なりに、年を取れば年を取ったなりに海への想いは変わらないような気がします。

先日は、東京へ行った折に、埋め立て地に造成された、とある人工の渚に行ってきました。
あんまり時間がなかったので、とにかく東京駅から近い海、ということで訪れたのですが、平日にもかかわらずたくさんの人が来ていました。
家族連れ、恋人同士、友達同士、ひとりでぽつねんと、と、年齢層も間柄もさまざまな人たちでしたが、たとえこんな人工の渚でも、誰もが波の音を聴いて何かを思い出したり心を洗ったりしにくるのだろうな、などととりとめもないことを考えていました。

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やや遠景を見れば、高層ビル群が海の上に蜃気楼のように浮かび、一人、砂浜に座る私の背後を、小さな子供が笑いさざめきながら駆けてゆきます。
潮の香りは10月の日ざしに見合うように淡く、はかなげな潮騒を聴きながら、私は1時間ほどもただ波打ち際に座っていました。
そうして打ち寄せる波を見つめていると、心の奥底に形にならない漠とした想いが浮かんでは消えます。
私の人生を彩る小さな夢や希望、そして諦め。
そうしたさまざまな想いが、波の音と秋の光の中で混ざり合い、少しずつ昇華して。
もちろん、夢をかなえる具体的な方策が見つかったり、いつも心の奥底を満たしている均質な諦め(基本的な絶望感という方が正しいでしょうか)がなくなるわけではありません。
とはいえ、海を見て、波の音を聴いて、小さな安らぎを感じるのが単なるマスターベーションなのかといえばそんなことはなく、そうした時間の中で、私はいつも、漠としており具体的ではまったくないものの、何かを得てきたように思います。
きっと私だけではなく、ここにいる全ての人が、小さな夢や諦めを抱きしめるためにこの人工の渚を訪れているのだろうな、などと思いながら、私は海を見つめていました。

『なぜ海が見たいのだろう。もう若くもないのに』
若くないからこそ、海が見たくなるのかもしれない。
そんなことを思いながら、私は砂を払って立ち上がりました。


2010年10月27日

●先駆的スイーツ男子

スイーツ男子が増殖しているようです。
スイーツ男子とは、ケーキやパフェなど甘い食べ物が大好きな男性のこと。

このところ急速に市民権を得てきたこのスイーツ男子増加に、私はひそかにほくそ笑んでいます。
なぜって、私自身が昔から甘いモノ大好きだったからです。

昔は「男が甘味を好むなど惰弱である。ケシカラン!」という風潮が強かったものでした。
「男は黙ってサッポロビール」という名キャッチがありましたが、男はすべからく酒を飲み、辛いものを好み、決して婦女子が食するようなお菓子などには手を出してはならぬという不文律があったのです。
酒を飲まず、タバコも吸わず、賭け事もせず(あまり関係ないか)という私は、そうしたモノのかわりに甘いモノが好きでした。
プリン、ババロアなどのぷるぷる系、パフェなどの生クリーム系が特に。
とはいっても、常軌を逸して好きなわけではなく、食べられる機会があれば食べたいな、と思う程度です。
ただ、上述したような不文律の時代を長く生きてきた私としては、この「食べる機会」がないということが大きな問題でした。
一人でお店に行く勇気はないし、男の友達同士で行くのも何だか気恥ずかしい。

単なる自意識過剰だよ!と言われそうですが、スイーツ男子が公認されるようになった昨今でも、やはり一人や男同士でスイーツを食べに行くのは抵抗があります。
それでも、女性といっしょならばさほど抵抗なく食べられるようになりました。
これは長年虐げられてきたスイーツ男子にとっては大きな福音です。

私のような男性は意外に多いようで、以前、同じ天文台の同僚だったF氏もぷるぷる系スイーツが大好きでした。
よく二人で「思いきりパフェを食べたいなあ」などと職場で話していたのですが、それを横で聞いていたやはり同僚のK氏に、呆れた視線で一瞥された記憶があります。

あ、洋菓子だけではなく和菓子も好きですよ。
ただ、和菓子の場合は名の通った店の高級品に限ります。
食べる芸術とも言うべき美しさと気品を持った和菓子を、抹茶といっしょに食べるのもまた嬉しいひとときです。

私のような田舎暮らしの場合、近くに美味しいスイーツのお店が少ないことが悩みでしょうか。


2010年10月29日

●めそめそは乱暴者?

一見すると頭が良く大人しいめそめそですが、爪を立てる癖があることは以前に書きました。
それに加えて、最近、もうひとつの癖、というか問題点に気がつきました。
それは、新聞紙や広告の紙など、周囲にある紙をやたらと食い破るのです。
食い破った紙を食べてしまうことはありません。
ただ破って散らかします。

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新聞紙ぐらいなら良いですが、大切な書類などは注意しなければなりません。
つい先日まで国勢調査の調査員をしていたときには、調査書類が食い破られては大変ですから、めそめその手が届かない場所に隠しておきました。

猫部屋にいたときには、部屋長として他の猫を睥睨し、くしちゃんやルーンに恐れられていためそめそ、大人しそうに見えて実は乱暴者なのかもしれません。
娘のくろっぴもメスとは思えないほど乱暴、というか暴れん坊なので、親子で実はよく似ているようです。
あるいは、家の外に出さないようにしているので、欲求不満が溜まっているのではないかとも思います。
本当は外に出て、鳥や虫を捕まえたりしたいのでしょう。
甘えん坊でかわいいめそめそですが、そのあたりは猫そのものです。
猫のおもちゃででも遊んであげて、欲求不満を解消してあげなければいけないのかもしれません。