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2010年11月27日

●最も北にある星団、NGC188

昨日は、旧久瀬村の某所で観測していました。
冬型が強く、久瀬より奥の藤橋や揖斐高原へ行くと雲が多くて観測にならないと思ったからです。
幸い、当初多かった雲もなくなり、比較的良好な透明度の下で観測ができました。
風は猛烈に強かったですが・・・。

さて、ひととおりの観測プログラムをこなした後で、いくつかの星雲・星団を見ました。
ちょうこくしつ座のNGC253、NGC288、みずがめ座のMGC7293(らせん星雲)などを見た後、そういえば最近見ていないなあと、NGC188に15cm双眼鏡を向けてみました。

NGC188は、ケフェウス座にある散開星団です。
赤緯が+85°と、天の北極の間近にある星団です。
初めて見たのはもう15年以上も前、コメットハンターの関勉さんに「案外、誰も見ていない星団が天の北極すぐ近くにありますよ。これが捜索中にすぐにとらえられるようなら、コメットハンターとしての資質がありますね」
と教えていただいたのがきっかけです。
通常の観測では、天の北極近くなどほとんど見ることはありませんので、星雲・星団好きでも未見の方もいるかもしれません。

カタログには実視等級8.1等とありますが、実際にはずっと暗く見えます。
慣れない人には、15cm程度の口径でも星団の存在すらわからないかもしれません。
これは、視直径が15′と大きいためです。
8.1等級ですが、それを15′の範囲に拡散させてしまうと、単位面積あたりの光量が減って、このように見づらくなってしまうのです。

でも、微細な無数の星粒の上にいくつか明るい星が乗った姿は、見れば見るほど味があるもの。
皆さんも、空の暗い場所でぜひ、北極星間近にあるこの星団を鑑賞してみて下さい。

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