●飛騨プラネタリウムへ行ってきました
先日、飛騨プラネタリウムへ行ってきました。\\
10時からの投影に間に合うよう早めに出たのですが、渋滞もなく順調に走れたものの、到着したのは投影開始の数分前。\\
幸い、私たちの他にお客さんはなく、職員さん二名が親切に対応してくれました。
投影は、学習投影と、天文関係のイラストで有名なKAGAYAさんの自伝とも言うべき『宇宙一直線』の二本立て。\\
座席配置は扇形で、80名座れるそうです。\\
以前はミノルタのMS-8型投影機を使用し生解説を行っていたそうですが、お客さんの減少で、思い切ってMS-8を撤去、9メートルのドーム径に見合ったプロジェクターを導入しオート番組にしたところ、これが大正解。\\
年間500人だった入館者数が7000人以上にまで回復したとのことで「ウチのような立地の小規模館では、プロジェクターによる自動投影で、楽しい番組を投影していくしかありません」と職員の方は話していました。\\
投影された像は、星像も含めてシャープで美しいもの。\\
中心に投影機がないため、ドームがとても広く感じられ、大規模館と比べてまったく遜色ありません。\\
ドームの曲率に合うように、画像を加工してから番組が納入されるため、歪みやピントずれはないとのことでした。\\
これまでプラネタリウムといえば、伝統的に光学式の投影機による生解説が重視されてきましたが、最近ではエンターテイメント性の高いオート番組が増えています。\\
解説者の一部には、オート番組をほとんど生理的に嫌悪する人もいますが、お客さんのニーズは変化しています。\\
もちろん、大都市の科学館においては生解説が重要な場面も多いのですが、山間地で観光客相手の小規模館では、飛騨プラネタリウムのように思い切ってオート番組一本に絞った方が効率が良くお客さんも喜ぶのではないかと改めて思いました。\\
館には移動天文車もあるそうで、職員の方は「せっかく山の中で美しい星空が見られるのだから、なにもプラネタリウムでまがい物の星を見せる必要はないですよ。本物の星を天文車の望遠鏡で見てもらえばいいのですから」と話していました。\\
まったくその通りで、都市部ならいざ知らず、星の美しい山間地で、しかもそれなりの天体望遠鏡で観察ができる施設であれば、プラネタリウムはオート番組として、本物の星空を見て貰う体験をメインにすべきだと思いました。\\
私も10年以上、生解説をしてきましたが、そろそろ発想の転換をしなければと、改めて感じた今回の飛騨プラネタリウム見学行でした。\
写真:館内展示
