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2011年01月01日

●2011年の天文現象

あけましておめでとうございます。
私の住んでいる地域では雪模様の新年となり新年早々の星を見ることはかないませんでしたが、今年もさまざまな天文現象が起こります。
今年、見ることができる天文現象の概観をご紹介しましょう。

もうすぐ、1月4日明け方には、3大流星群のひとつである「しぶんぎ座流星群」が見られます。
条件の良いときには1時間当たり100個以上が見られるこの流星群、今年は残念ながら極大予想時刻が4日の昼間に当たっています。
4日の夜明け前に向かって流星数が増加し、夜明け直前には1時間あたり30個前後が見られることと思います。
観測するつもりですが、お天気がちょっと怪しい・・・。

流星群は、今年は残念ながらペルセウス群、ふたご群といった主要群が満月に阻まれます。
条件が良いのは、5月の連休中に見られる「みずがめ座η流星群」、7月の「みずがめ座δ流星群」、同じ頃に出現する「やぎ座α流星群」ぐらいでしょうか。
両みずがめ群は、1時間あたり数個~十数個の出現が見られますが、やぎ座α群は1時間あたり1~2個と小規模です。
ただし、ときどき、信じられないほど見事な火球を飛ばします。
あとは、10月の「オリオン座流星群」が下弦の月の影響を受けるものの、まあまあの好条件です。
2006年から続いた活発な出現は昨年で終わりとされていますが、それを確かめるのも観測の大きな目的でしょう。
「ジャコビニ群」として知られる10月の「りゅう座流星群」も注目です。
母天体の回帰が間近なことと、複数のダストトレイルが接近することから、多くの流星が見られるのではないかと期待されています。
ただしトレイルの再接近時はヨーロッパ方面になります。
日本では望み薄ですが、大出現すれば、見られる数はごく少ないながら、おこぼれにあずかれる可能性もあります。

日食・月食は、6月16日に皆既月食が見られるものの、皆既になるかならないかのうちに月没となってしまいます。
条件が良いのは、12月10日から11日にかけての皆既月食です。
真夜中に皆既となり、冬で月の位置も高いことから、特に冬に天候の良い表日本では素晴らしい月食が見られることでしょう。

食現象として注目すべきは、1月8日に見られる小惑星(212)Medeaによる10.0等星の食でしょう。
ほぼ東海道地域に沿って見ることができ、週末の晩、しかも小惑星が大きいので最大18秒間にわたる継続時間があります。
私は小惑星による食を見たことがありませんので、この機会にぜひ見てみたいと思っています。

惑星では、水星が、3月中旬から下旬にかけて夕空で観測好機を迎えます。
水星を見たことがないという方は、この機会に探してみて下さい。
案外、簡単に見つかりますよ。
土星は、環の傾きがだいぶ戻ってきています。
気候の良い初夏が観測の好機です。
観望会を開催して、一般の方に土星を観察してもらいましょう。
木星は、南赤道縞がどれだけ回復するかが観測のしどころです。

彗星は、2009P1ガラッド彗星が年末にかけて7等台まで明るくなります。
日本人に関係した彗星では、27Pクロンメリン彗星と45P本田・ムルコス・パジュサコバ彗星が回帰しますが、どちらも観測条件は良くありません。
予期せぬ新彗星に期待しましょう。

今年の天文現象をざっと見てきました。
できるだけ全ての現象を観測したいなあと思っています。
観測機器も充実を検討していますので、もしかしたら新鋭機を入手するかも。
また、なかなか果たせない南半球への遠征も検討中です。
仕事が重ならなければいいのですが・・・。

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