2008年09月01日

●にょろにょろ雲

今日の夕方、夕日に照らされた雲が綺麗だったので撮影しているとき、妙なモノを見つけました。
山の上の雄大積雲の右側。

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ちょろっと山の端から顔を出しているものがあります。
ムーミンに出てくる「にょろにょろ」みたいです。
しばらく見ているとそれは次第に上空へと伸びてゆき、やがてこんな形になりました。

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こうなると「にょろにょろ」というよりは「ロケットの打ち上げ」を遠くから眺めているみたいです。
最終的にはS字に曲がりくねりながら高度を上げ、誰が見ても飛行機雲とわかる形状になりました。
かなり遠方の飛行機雲を視線方向に見た姿なのでしょうが、山の端から真っ白な突起が突き出ている当初のようすは、ふだんから空に気を配っている私でも今まで見たことのない現象でした。
上空に寒気があり、夕日がちょうど順光で照らし出すという条件がそろったために、ふだんは見ることのできない遠方の飛行機雲が見えたのでしょう。

夜の星空はもちろんですが、昼間や夕方でも空のさまは刻々と変化し、時にはごく珍しい現象を見せてくれます。
そういえば子供の頃は、よく庭の芝生に寝転がって1時間も2時間も空を眺めていました。
ボケッと星や雲を眺めることが好きな、今から思えば、およそ非生産的な子供時代ではありました。

2008年09月17日

●夏の夕焼け

夏の夕焼けが好きです。
写真は、2年ほど前の8月に撮影したもの。
空全体が紅く染まるほど壮麗な夕焼けでした。

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一口に夕焼けといっても、季節によってだいぶ雰囲気が違います。
冬の夕焼けは、空気が澄んでいて長波長の赤い光が分散されにくいために、空全体を染めるような夕焼けはあまり見られません。
夏は、水蒸気量が多いために長波長の光がより多く分散されて、写真のように空の広い範囲にわたる夕焼けが見られる機会が多くなります。

午後7時を過ぎているにもかかわらず、空一面が紅く染まっているこんな夕暮れ時、ふと、このまま時が停まってしまうのではないかと錯覚してしまいそうです。
全てが寒気に縮こまり、そそくさと暮れ急ぐ冬の夕方と比べて、同じ昼から夜へ移行する時間帯なのに、夏の夕暮れは何とのびやかなのだろうと思います。

台風がいよいよ近づいてきました。
この台風が通過してしまえば、一気に秋らしくなるかもしれません。

2008年10月06日

●天使の梯子

先月の台風13号通過直後の夕空です。

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東海地方にもかなりの影響があると予想されていましたが、幸いなことに雨も風もたいしたことはありませんでした。
台風が通り過ぎてすぐから晴れ始め、ご覧のように「天使の梯子」と呼ばれる現象をきれいに見ることができました。
「天使の梯子」は、雲間から漏れた光が放射状の筋となって見える現象です。
さほど珍しい現象ではないのですが、それでも見るたびに一種の覚醒感というか、宗教的感慨を抱かせられます。
よく、台風一過の晴天、と言いますが、残念ながら翌日はすっきりとした晴天にはなりませんでした。
暑い日が続いていましたので、台風が去って涼しい秋の空気に覆われることを期待していたのですが・・・。

2008年10月15日

●秋の雲

ようやく秋めいてきて、空の様子も夏とは変わり始めています。
写真は、先日撮影した午後の空。

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高積雲や絹雲といった秋の雲がたくさん見えていました。
夏は気温が高く、上昇気流によって積雲や積乱雲(夕立を降らせる雲です)ができることが多いのですが、秋は上空の気温が低くなるため、あまり積乱雲は発生しません。
そのかわりに、氷の粒でできた淡い雲が刷毛で掃いたように青空を飾ることが多くなります。
この日、午後の早い時間帯は写真のような秋めいた雲がたくさん見えていましたが、夕方になるにつれ、高積雲(ひつじ雲)が増えて、夜には曇ってしまいました。
一般に高積雲は、天気の悪くなる前兆と言われています。

2008年10月16日

●ひつじ雲の夕暮れ

昨日は秋らしい雲の画像をUPしましたが、今日の画像はその日の夕方の様子です。
いわゆる「ひつじ雲」と呼ばれる高積雲が、暮れてゆく西の空をいっぱいに埋めていました。
地平線からの日ざしに照らされて、金色に光る雲のさまがとてもきれいでした。

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夜の星空もいいですが、昼間の空もなかなか捨てがたいものです。写真を撮るにしても、天体と違って気楽に撮れるところがいいし、何より夜中にごそごそ動き回るより健康的?です。星を見るのが好きな方は、昼間の空にも目を向けてみると、楽しみが広がりますヨ。

で、雲の話題とはまったく関係ありませんが、このたびカミさんがホームページを作りました。
「星の絵の具箱」というタイトルで、このブログからもリンクしています。
内容は星や自然に関する絵や写真、エッセイなど。
よろしければご覧下さいませ。携帯からも見られます。

2008年12月13日

●彩雲

今日の夕方、あまり顕著ではありませんでしたが、彩雲を見ることができました。

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彩雲とは、文字通り、雲の一部が美しい色に染まる現象です。太陽の光と雲を作る微細な水の粒子の位置関係によって太陽の光が分散され、虹と同じ七色に染まって見えるのです。
今日は、雲のようすが何らかの珍しい気象現象を引き起こしそうな雰囲気だったので観察していたところ、見ることができました。
昔は彩雲が瑞兆と考えられ、彩雲の出現によって元号を変えたこともあるそうです。
本当はそれほど珍しい現象ではないのですが、久しぶりに見ましたので、何かいいことあるかなあと、ちょっとだけ期待しているところです。

そうそう、猫のビビさん、元気になりました。
不調の原因は意外なところに・・・。

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2008年12月14日

●夕雲

昨日の夕方の様子です。

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昼間は良い天気だったのですが、夕方から急速に曇り始めました。
写真は曇り始めた頃の西空です。ちょうど日没で、残照に照らされた雲が綺麗でした。
今日は午前中から晴れ始め、午後からは良い天気になりました。
秋のようにめまぐるしく天気が変わります。冬型が安定するのはしばらく先になりそう。
雪が降らないのはありがたいですが、12月というのにこれほどの暖かさというのはちょっと不気味です。
天気が安定しないといえば、昨夜は、ふたご座流星群の極大日でしたが、今年も見事に曇られました。以前は、12月中旬のこの時期、冬型が定着して太平洋側では晴天が続いたものでしたが、ここ数年、ふたご群の極大日になると天気が崩れるジンクスが続いています。
ここ数年の天候異変、やはり地球温暖化が急速に進んでいるのでしょう。
流星群といえば、来週末は「こぐま座流星群」が活動します。通常の年は1時間に数個の出現ですが、時折、突発的に出現数が増加します。
来週末は晴れるといいなあ。

2009年01月02日

●虹の麓

「虹の麓には宝物が眠っている」といいます。
今日、関ヶ原バイパスを車で走っているときに虹を見ました。
くっきりとした虹で、葉を落としたケヤキの枝を透かして「虹の麓」が見えています。
虹の見える原理もわかっているし、近づいても決して麓に行き着けないことは理解しているのですが、それでも近づいて確かめてみたくなる今日の虹でした。

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そう、私の生まれ育った東京では、虹を見る機会は決して多くありません。一年に一度か二度、見えれば運がいい方でしょうか。そして、見える時期は湿気の多い梅雨時と決まっていました。
ところが、いま住んでいる岐阜県西濃地方では頻繁に虹を見ることができます。あまりに何度も見えるので有難味も薄れそうなほど。
見える時期も東京とは異なります。冬がいちばん頻繁に見えるのです。
その原因は、日本海側から流れこんでくる湿った雪雲。「北山しぐれ」などと言いますが、冬は日がさしたかと思うとザーッと雨や雪が降ってくるという天候が多くなります。
大気中に水蒸気が非常に多いために、冬の虹が見えるのです。

今日は正月二日。
虹を見ることができたのは瑞兆でしょうか。

2009年03月07日

●太陽がふたつ?

今日の夕方、車を運転しながら撮影した画像です。
よく新聞やテレビ等で「太陽がふたつ?」と紹介される気象現象で「幻日」といいます。
左側が太陽で、右側にある光の塊が「幻日」です。

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「幻日」は、太陽の光が主に氷の粒で出来た雲に散乱されておこる現象で、広い意味では虹と同じようなメカニズムで起こります。
たいていの場合、「幻日」は、天気が崩れ始めて薄雲が空を広く覆い始めた頃に起こります。
「幻日」が見えるときは、よく見ると太陽を取り囲む「日傘」もいっしょに見えていることが多く、そんな日傘の一部が特に明るく光って見えるのが「幻日」と呼ばれるものなのです。

以前に紹介した「彩雲」も似た現象です。
今回の「幻日」も、良く見ると彩雲や虹と同じく、太陽光が七色に分散されているのが見て取れます。

非常に珍しい現象、というわけでもなく、気をつけていればけっこう頻繁に見えますから、曇り始めの頃、「彩雲」ともども探してみてくださいね。
こうした現象は昔から瑞兆と考えられてきましたから、見えた方は、もしかしたら良いことが起こるかもしれませんヨ。

2009年04月27日

●虹

ここ2日ほど全国的に冬型の悪天候となり、私の住む岐阜県美濃地方でも寒くて時雨模様となりました。
このような天気になると現れるのが虹です。
東京在住中は虹を見ることは年に数回でしたが、岐阜県へ移住してからは空が時雨れるたびに虹を見るようになりました。

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昨日、出勤途中に見えたのが写真の虹。
虹は不思議で、空高いところに見えることもあれば、この写真のように低いところに見えることもあります。
それにしても昨日の虹は低い空に見えていました。
出勤途中だったので、前景がごちゃごちゃしていて良い写真ではありません。
コントラストの高いきれいな虹でした。

2010年07月12日

●空のキャンバス

雨の多い今年の梅雨ですが、たまさかに晴れた夕方には、とても綺麗な夕焼けが見られます。
私は星を見るのが好きですが、同じぐらい昼間の空や雲を見るのも好きです。
特に夏場は、鮮やかな夕焼けが見られることが多く、晴れた日には夕暮れが楽しみです。

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この写真は、6月24日の夕焼けです。
夏は、大気中の水蒸気量が多いために長波長の光が分散されやすいために、このように鮮やかな夕焼けが見られるのでしょう。
昼間の蒸し暑さを忘れるような夕暮れの風に吹かれながら見る夕焼けは、大人になって見失ってしまった何かを取り戻させてくれる気がします。

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こちらは、7月9日の夕暮れ。
娘を駅に迎えに行った帰り、田んぼの中に車を停めて二人で見ていました。
「綺麗な夕焼けになるぞ」と娘に言った割りにはさほど色づかなかったのですが、山の端から伸びた透明な薄雲が夕日に透けて、幻想的な夕暮れとなりました。
娘も空を見るのが好きなので、よく二人でボケッと空を見上げています。
ときには、通りすがりの近所の人も「ああ、綺麗な夕焼けだねぇ」といっしょに空を見たりしています。

空は、千変万化する光のキャンバスだと思います。
夜空の星、夏の夕暮れ、真冬の透徹した蒼空・・・。
キャンバスには毎日、さまざまな光景が光の絵の具で描かれています。
晴れた日も曇った日も、空のキャンバスは一刻として同じ光景を描くことはありません。
昼夜問わず、そんな空を見上げるひととき、この惑星に生まれてよかったなあと思います。

2010年07月21日

●夏の夕暮れが好き

昨日の夕方、例の如く夕焼け見物をしていました。

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たぶん岐阜市方面では積乱雲(雷雲)が発生していたのでしょう、東半分は積乱雲のてっぺんが上空の風に吹き流されてできた「かなとこ雲」が覆っていました。
えらく巨大なかなとこ雲で、それが真っ赤な夕焼けに染まっているさまは、異様というほかない迫力でした。

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反対に、西の山の端は、淡い夕焼け雲が十重二十重にたなびき、東天のかなとこ雲とはまったく印象の異なる繊細な光景でした。
昼間は酷暑でしたが、夕暮れどきになると頬を撫でる風は涼しく、黄昏の風の中で、刻々と色を変えていく夕雲を見上げているのは、心静かなひとときでした。

このところ、夜になると曇ってしまい、星を見るには欲求不満が溜まりますが、夕焼けは毎日美しく、多少は欲求不満が解消されます。
とはいえ、美しい夕焼けを見た後に、快晴の星空を見られれば、それに越したことはありません。
今日はといえば、この時間は全体的に薄曇り、夕焼けも期待薄、夜の星空も・・・ちょっと危ないなぁ。

2010年07月24日

●夕映えの積乱雲と流星観測

昨日の夕方は、ビビさんを病院へ連れて行きました。
その途中、夕空のあちこちに雄大積雲や積乱雲がにょきにょき見えていて、思わずカメラを構えてしまいました。

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昨日は、主に東の低空に積乱雲が見えていました。
夕方の場合、東の低空に積乱雲が見えていると夕陽に照らされていっそう雄大な姿を見ることができます。
堤防道路に車を停めてカメラを構える私を、道行く車の誰もがいぶかしげに眺めてゆきます。
でも私にしてみれば、これだけ素晴らしい空の景色を気に留めない方が不思議です。
積乱雲が見えていたのは岐阜市の方角でした。
もしかすると岐阜市では雷雨があったかもしれません。

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夏は水蒸気が多いために、もともと綺麗な夕焼けが見えることが多いのですが、今年は特に夕焼けが鮮やかです。
アイスランドの火山噴火の影響で、微細な粒子が大気中に多いのかもしれません。

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夕方、雲が多かったので、夜はダメかなと思いましたが、今朝の3時近くに目覚めてみると、透明度はイマイチながらも快晴でした。
車で10分ほどの観測地へ赴き、そろそろ出現し始めるはずの夏の流星群を観測しました。
ペルセウス群を1個、みずがめ群を1個、見ることができました。
みずがめ群はマイナス1等級で、見ごたえのあるものでした。